反省
自分自身を振り返ると、カッコ悪いところを見られるのが嫌、人に怒られるのが嫌、多分外面は結構いい、そんな子どもだったように思うのですが(大人になった今もその傾向はありますが…。)、子ども達を見ていると、やはりそれぞれに違った個性を持っています。
そんな中、元々は強烈な「算数アレルギー」を発症した状態で来てくれた子がいるのですが、アレルギーが和らいでくると、実は結構算数のセンスがいい子だということに気づきました。
ですが、そこで私はもう1つ気づかないといけないことがあったのだと、今回とても反省しました。
先日、おうちの方から、もう宿題はやりたくないし、教室にも行きたくないと言っていると、ご相談を受けたのです。
難しい問題でも教室で一緒にやればかなり考えられていて、確かに問題が難しいときには、おうちの宿題は悪戦苦闘した様子が見られることもあったものの、それでも教室でのレッスンはがんばってくれていたため、たまたまおうちではほかに気も散るだろうし、集中してやる気にならないのだろうというぐらいに思っていました。
でも、その子は、昔の私のように、先生などの大人に対しては強く嫌だと言うことができずに我慢してしまうような子だったのかもしれないなと。
そして、我慢し続けて、それはおうちで爆発して、本当に嫌になってしまったのかもしれないなと。
気づけなかった自分を深く反省し、おうちの方にいくつかご提案をさせて頂いて、それでもその子が何もしたくないというようであれば、しばらくお休みしてもらうのがいいかもしれないとお答えしました。
本当に申し訳ないことをしてしまったなと思いつつ、これでその子とお別れすることになったら、せっかくの能力を私がうまくサポートできなかったということで、後悔するなと思っていました。
ですが、その子は私にチャンスをくれて、新年度も休まずにレッスンに来てくれて、これまでとは教材も変えて取り組んでみてもらったところ、久しぶりにたくさん笑顔を見ることができました。
いくら能力があっても、好きかどうかはまた別ものだということは、私も知っていたことなのに、私の前では嫌だということをあまり見せなかったため気づくのが遅れ、しばらく辛い思いをさせてしまって、本当に申し訳なく、その子にも謝りました。
大好きな子ども達を苦しめることがないよう、もっともっとしっかり子ども達を見なくてはと思います。
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