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2018年3月 3日 (土)

個人差

子ども達とレッスンをしながら気を付けていることのひとつは、それぞれのペース、理解度をよく見るということです。
学校や一斉指導の塾などでは、それぞれの子に合わせた説明を1人1人にするというのはほぼ不可能でしょうから、退屈に感じる子がいる一方で、理解できないという子も出てきてしまうのだろうと思いますし、それは子どものことを思う指導者にとってジレンマだろうなと思います。

同じことを学ぶとしても、何も言わずに気づく子もいれば、1言えば10わかる子もいますし、10言ってもまだよく理解できないというような子もいるでしょう。10で足りない子には15、20と必要なだけ言ってあげればわかる場合もあるかと思います。

今日のレッスンで、言語分野に弱さがあるものの算数はキラッと光るものを持っている子とレッスンをしていたときのことですが、話を聞いたり、問題文を読んで理解するということがやや困難なその子は、やり方を教える必要はほとんどありません。
今日のやり取りでは、小数のわり算をするとき、「1.5mで4.8kgなら1mの重さは何kgか」というような、小数で割る問題が出てくると、戸惑う子は多くいます。
量の感覚がある子は、やり方を教えず考えてもらうと、上述のような問題だと、例えば4.8kgを15で割ってから10倍するような解き方で答えを出す子もいますし、それはきちんと理解できていることでもあるので、自分で解いたことを大いに評価した上で一度の計算で出す方法はないか考えてもらったりする場合もあります。

今日の子はどうしたらいいか迷っていたので、「15mなら何kgになるかわかる?」と尋ねただけで「あ~、そういうことか!」とパッと顔が明るくなったかと思えば、迷うことなく小数のままわり算をし、そのほかの問題については一切迷うことなく自信をもってどんどん解いていきました。
本当は15mなら48kgになると答えてくれたら、「じゃあわかるんじゃない?」というような流れになることが多いのですが、この子はそれすら必要ありませんでした。

わかっていることを長々と言われるのは退屈ですし、かといってすっきり理解できていないまま進んでいくのもしっかりした力にはなり辛いように思います。
その加減はなかなか難しいのですが、加減が上手くいって子どもの顔がパッと明るくなる瞬間を見られると本当に嬉しい気持ちになります。

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