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2018年3月24日 (土)

意味は分かれど。

子ども達がどう考えたらいいのか悩む内容の一つに小数や分数の割り算を使う文章題があります。
例えば、針金6.4mの重さがわかっていて、1mあたりの重さを求めるとかだと、全体の重さを6.4で割るわけですが、6.4で割れば「1あたり」が出てくるということは、高学年以上になれば習って知っている子も少なくはないだろうと思います。
でも、たとえ説明されて知っていても、わり算は「分ける」計算という感覚があるので、「6.4個に分ける」とか「6.4等分する」とかいうのは、文字にしてもよくわからないように、イメージしづらいわけです。
実際のところ、私自身も知識としては知っているものの、未だに実感という意味ではできていないままだったりします。

こういうとき、仮に子どもが疑問を持ったとして、それに対して「とにかく割れば1あたりが出てくるの」と押し切ったとしたら、私のように、知識としては知っているけどなんだかモヤモヤするなぁという感じでやり過ごすことになるのではないかと思います。

このような問題を子ども自身に考えてもらうと、上述のような問題であれば、64で割ってからそれを10倍して解くような子がいますが、それは0.1m分の重さを求めてから、それを10倍すれば1m分になると考えているわけで、数量の感覚がある子はその解き方をすれば納得ができるのだろうと思います。

64で割ってから10倍するというのは、「ひと桁分細かく割り過ぎたのでその分を戻した」と理解すれば、結局6.4で割るのと同じだと理解できるかもしれませんし、仮に理解できなくても自分で理解できる方法で解くことはできるわけですから、さほど問題はないでしょう。

小数や分数の割り算では、計算の仕方だけ説明してお茶を濁すようなことも少なからずあるのではないかと思いますが、自分でしっかり考えて理解するということが習慣づいている子達にはそれでは気持ち悪さが残り、時には苦手意識を持ってしまうこともあるかもしれません。
ですから、できるだけ実感し、納得してもらえるよう努めていきたいと思っています。

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