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2018年3月17日 (土)

素晴らしい!

早い段階で算数アレルギーを発症して、うちに来てくれることになった低学年の子がいます。
最初の数ヶ月は問題を前に息苦しそうにしていたり、考えながらも全身に力が入って、小さく唸っているようなこともありました。まだこんな小さいのに可哀想にと思っていたのですが、どうやらそのお子さん、算数のセンスは結構いいものを持っているようだと、程なく気づきました。

レッスンを重ねるうち、段々と苦しそうにすることはなくなり、徐々に笑顔も出始め、クラスでひとりしかできなかった問題をその子ができたとか、ほかの子からはでなかった発想がその子から出たとかいう学校でのお話を聞かせて頂くようにもなりました。

それでも相変わらず算数はあまり好きではないようですが、今日のレッスンでも驚かされました。
短い時間の学習の流れで、日、時、分、秒が混ざった単位換算の問題が出てきました。1分=60秒、120秒=2分のあたりは全く問題なく解いていたのですが、15分が何秒かを考える問題で、見ていると計算用紙に60をいくつも書いて筆算をしようとしていました。学年を考えても、それで解ければ全く問題はないので黙って見ていると、10個ほど書いたところでおもむろに、15を6段重ねに書き直しました。15を6回足すと90だと答えを出して、答えの欄に900秒と書いたのです。

60を15回足してももちろん答えは出るのですが、おまけにそれをしようとしていたときに私は一切止めたりせず、黙って様子を見ていただけなのにも関わらず、恐らくそれでは面倒だと思い、15を6回集めて10倍すればいいのだと(本人は言葉では説明できないかもしれませんが)解き方を変えたわけです。

すごいなぁと思いましたが、その場ではまだほかに問題が続いていたので黙っていました。すると、158秒が何分何秒かを求める問題で2分と書いた後、今度はおもむろに58-20の式を書いて、2分38秒と答えました。
2分が120秒なので、普通なら158-120という式を書くのだと思いますが、その子の頭の中で百の位を書く必要がなかったのでしょう。

頭の中だけで考えてしまう子はどう考えているのか想像するしかありませんが、紙に書いてくれる子達は、時々こんな風に、大人にはない発想を見せて驚かせてくれます。
これも全てやり方を教えないからこその驚き、感激なんだろうなと思います。

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