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2018年2月15日 (木)

受験算数

これまでにも何度か、受験塾と並行して通ってくれた子がいて、そのうちの何人かの子とは塾のテキストを見せてもらって、問題をピックアップしてこちらで先に考えてみてもらうというようなこともしたことがあります。
そのため、大手の受験塾のテキストを見る機会が時々あるのですが、見ていると、これを全部小学生が解くのかと思って、くらくらしてしまうことがあります。

算数が好きな子にとっては、学校の教科書などより遥かに面白いだろうと思いますが、そうでなければ苦行だろうなと。特に、好きではない上に考える習慣も身についておらず、習ったことをひたすら覚えて解くということを繰り返している子達にとっては、本当に辛い勉強だろうなと。

例えば、何らかの規則性がある数列があって、その数列の50番目の数は何かとか、100番目までの和はいくつかとか、そういうような問題があった場合、規則にさえ気づけば、地道に書き出していけばほとんどの子が解くことはできるはずです。
ただ、そうやって解くのは時間もかかりますから、そうではなく何かもっと簡単に求める方法はないだろうかと考え、その結果、子ども自身が計算方法に気づくとすれば、それはとても素晴らしい学びになりますし、気づいた後に公式のようなものを説明すれば、覚えようと思う子は覚えるでしょう。
しかし、恐らく塾に通う子には少なくない割合で、自分で気づくチャンスのないまま、なぜそうすれば解けるのかの理解すらあやしい状態で、習った公式を覚えて当てはめるということをしているのではないかと思います。
そんな勉強が楽しいはずありませんし、なかなか定着もしないのも全く不思議ではありません。

そういう問題を出す学校はきっと、公式を覚えて処理できる子を求めているわけではなく、他方では、ただひたすらに書き出していくという方法でしか解かない子を求めているわけでもないのだろうと思います。
規則性に気づき、何か簡単に求める方法はないかと考え、自分で気づいた方法で答えを導き出せるような子を求めているのだろうと。

それにしても、中学受験の算数の問題を見るたび、こんなのを小学生が解くんだよなぁと、公立小、公立中育ちの私はいつもしみじみ感心します。受験という期限がなく、じっくり考えて取り組むには、面白い問題もたくさんあるんですけどね。

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