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2018年1月 9日 (火)

試行錯誤

子ども達を見ていると、大きく分けると、ひたすらコツコツと順に書いていくようなタイプの子と、何か簡単なやり方があるのではと思い、自分で考える前にやり方を尋ねてくるタイプの子がいるように思います。
もちろん、そのどちらでもない子やコツコツ書くけど途中から工夫する子など、細かく見れば色々な子がいますが、小さいうちであれば特に、とにかくコツコツ、自分でわかるまで書くということが自然にできる子が、長い目で見れば強いのかもしれないなと思うことがあります。

中には、持って生まれた能力的に、図や数字などを目に見える形で書き出さなくても、頭の中でパパッとそれが浮かんで答えが出せるような子もいますし、そういう子は恐らくどんな指導を受けても、それなりにきちんと結果を出せるのではないかと思いますので、ここでは算数に関して平均的な能力の子ややや劣る子などについてのお話だと思って頂けたらと思います。

ぱっと思い浮かぶ子は質問するまでもなく自分で答えが見つけられますが、そうでない場合は、大きく分けるとやり方を教わるか、わかるまで地道にコツコツ書いていくというようなことを繰り返すかで答えを出すことになるのではないかと思います。
自分で考えつかない場合に、まだ考えていないのにやり方を教わってその通りにしたり、自分で思いついた工夫ではないのに、簡単にやる方法を教えてしまえば、その子は少なくともその問題に関しては自分の中で消化することなく次へ進んでしまいます。
面倒だから何か工夫できないかと自分で考えたり、手間をかけてコツコツ書き出した結果、そうかこういうことか!と気づいたりするチャンスを失うことになるのだろうとも思います。
そして、簡単に教えられたことは頭にも残りにくいため、結局色々な意味で多くのものを失うことになるような気がします。

小さいうちはたっぷり時間をかけて試行錯誤できる大事な期間だと思います。また、そうやって小さいうちにあれこれ試し、やり直しということをすることで、結果的に多くのことが考えられるようになり、スピードも速くなるということは、子ども達を見ている限りよくあることです。

小さい子が「わからない」とか「やり方教えて」とか言うと、大人にとって教えるのは容易いことなので、ついつい知っていることを教えてしまうということは珍しくないかもしれませんが、そのことが子どもの大切な機会を奪っているかもしれないということを心にとめておいて頂けたらなと思います。

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