« 久しぶりに | トップページ | オフ »

2017年12月 9日 (土)

その時は来た

今日の年長さんとのレッスンでのこと。
算数に興味はあるようですが、まだ幼いので、気分が乗らないと全くペースが上がらず、眠くなったり、時には悲しくなったりすることもあります。
通ってくれ始めた頃から、毎回点つなぎの課題には取り組んでもらっているのですが、初めはごく簡単なものだったため、ニコニコしながら取り組んでくれていました。
その後、少し複雑になっても、何かの絵に見えるものなどであれば、やはり「こんなの簡単!」とか言いながら取り組んでくれていました。
段階を経て、やや抽象度の高いものに移り、それも結構できていたのですが、取り組む姿は全く楽しくなさそうで、おうちでの宿題は1問やるにも大ごとだというお話を伺った時期があり、順を追って難しくしてきた上、やればできているんだけどなと思いつつ、もうしばらくは抽象度を落としたものにしようかなと、その後2か月近くは様子を見ていました。

そろそろ大丈夫かなと思い、また抽象度が上がったものに取り組んでもらい始めたところ、プリントには3問の問題があるのですが、毎回「1こ?」と1問だけでいいか尋ねてくることが続いていました。
どうにか2つやってもらって、どうにも気分が乗らないようなときは1つで済ませるなどしてきていたのですが、今日のレッスンで、いつものように点つなぎのプリントを出したところ、必ず「1つ?2つ?」と聞いてきていたのに、今日は何も言いません。
どうしたのかな?と思いつつも、せっかくすんなり取り組み始めてくれたのだから、いらないことは言うまいと黙って様子を見ていたところ、長い斜めの線などちょっと難しいものなども穏やかな表情のままどんどん描いていきます。
1問あっさり完成させて、何も言わずに2問目へ。

前回まではちょっとぐずぐず言っていた上、今週持ってきてくれた宿題も、どうやらあまり気乗りしないまま取り組んだのではないかなと感じられる状態だったのですが、描き終えた後、「かんた~ん♪」と笑顔を見せました。

突然の変化に驚きましたが、その子にとっての「その時」が訪れたということなのでしょう。
強い抵抗を示したときに、少し簡単なものに戻してしばらく様子を見ていた間に、その子の中で何かの変化、成長があったのでしょう。そして、準備が整ったことで、前回まであんなにイヤそうだったものを笑顔でスイスイすることができるようになったということなのでしょう。

その子にとってちょうどよい難しさを提示し続けるのは難しいところもありますが、少なくとも強い抵抗がある場合は、できるはずと思ってもまだ準備が整っていないということもあるんだなと感じました。
またいい勉強をさせてもらいました。

|

« 久しぶりに | トップページ | オフ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: その時は来た:

« 久しぶりに | トップページ | オフ »