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2017年11月28日 (火)

細かいことだけど

今日のレッスンでのこと。
自分で作っている教材にはどう思うか自分の考えを書いてもらったり、説明をするより先に答えを予想してもらったりというものを多く入れているのですが、今日、ある子に表やグラフの関する学習をしてもらうことになり、項目と人数を箇条書きにしたものと表にしたもの、棒グラフにしたものを見くらべて、どんな違いがあるを感じるかを書いてもらうというものが出てきました。

自分の考えを書くわけなので、絶対の正解があるわけではありませんし、とりあえず書いてもらったものを見てOKするかどうか判断することになるわけですが、その子は箇条書きのものや表より棒グラフのほうが「人数が見やすい」という表現をしました。
大人ですから、その子が言いたい「見やすい」はおおよそ推測できるわけですが、仮にここでマルにしてしまった場合、この先どこかでこのような問題に出合ったとき、マルがもらえないかもしれません。
そこで、わざと意地悪をして「人数が見やすいって、表だったらこれは5人なんやんな、こっちは8人かって見てすぐわかるけど、棒グラフだとこの高さは…8人かって見なくちゃわからないから、表の方が見てすぐわかるよ?」というと、表現を変えたものの、その子が書きたかったであろう意味での「見やすい」はどこかに行ってしまいました。
どう感じるかなので、その子が書き直した答えは一応正解にできるものではあったのですが、それをマルにした後で、どれが一番多くてどれが一番少ないかや、その違い、多い順などを見るのにグラフが一番わかりやすいという意味だったのではということを確認しました。

これはひとつの例ですが、子ども達がいうこと、書くことは、大人からすると、こういうことが言いたいんだろうなと推測できるものが少なくないだろうと思います。
また、文法的に間違っていたりしても、会話の中であれば特に訂正などもされないことが多いのではないかとも思います。
でも、小さいうちから推測して理解してあげたり、文法的な間違いを改めてあげないことを繰り返していると、子どもの力を伸ばすチャンスをみすみす逃しているのかもしれないなとも思うのです。

楽しく会話をしているときにいちいち訂正するのはちょっと…というようなことももちろんおありだと思いますが、ちゃんと聞いた上で、さらっと「ほんとはこういうのよ、知ってる?」(「知ってる」も国語的には間違っていますが…。)と正してあげることで、正しい使い方を意識することができるのではないかと思います。

また、子どもの作文や日記などでも「楽しかったです」とか「面白かったです」とかでまとめてしまっているようなものを、何が楽しかったのか、どんなことをして面白かったのかなど、もっと掘り下げさせることも、毎回ではなくても意識的に働きかけることで、より深く考えるようになったり、より詳しい文が書けるようになったりするのではないかなと思います。

文を書く力や正しく伝える力は一朝一夕にはつくものではないだろうと思います。それだけに、子どもの頃からのちょっとした積み重ねも大事になってくるのではないかなと思います。

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