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2017年11月14日 (火)

自然に考えさせる

教材を作っていく中で意識して取り入れていることの一つに、何か新しいことを学習する際に、まず考えてみてもらうよう促すということがあります。

これまで使ってきた教材は必要な語句などの説明は書かれており、それ以外は全く何も書かれていないというような感じのつくりなのですが、例えば角度の学習で180度より大きな角度を分度器で測る方法については、プリントに説明が書かれていました。
提示されている方法は180度より小さい側の角度を測ってから360度から引くというものなのですが、学校ではそれとは別に角を作っているどちらか一方の線を伸ばし、180度とそれより大きい部分とに分けてから、180度を超えている部分の角度を測って足すという方法も習うようです。(むしろそちらを主に教えられることもあるようです。)
多くの子は引き算より足し算の方が好きですから、線で区切って足し算をする方が簡単に感じる子の方が多いのかもしれません。

ただ、その両方の方法を与えられた角度によって使い分けられるのがより望ましいのだろうと思いますし、片方の方法を教えられたら、恐らく少なくない子がその方法だけを覚えて使うのではないかと思います。

そこで、分度器を使う学習内容のプリントでは180度より大きな角はどうやって測ればいいと思うか考えて書いてみましょうという問いを180度を超える角の図を添えて作りました。
今回、ある子とそれを使ってレッスンをしたのですが、その子は少し考えて180度とそれより大きな部分とを分ける線を引き、180度を超えている部分を測って足す方法を答えてくれました。

そこで、よく思いついたねと言って、その方法でいいんだけど、こんな方法もあるよともう一つの方法を説明し、どちらでもやりやすい方でやったらいいからねと伝えました。

いちいち線を引くのが面倒だと思う子なら線を引かずにできる方を選ぶかもしれませんし、例えば、360度に対して欠けている部分が小さいものなどは欠けている部分を測り、270度ぐらいまでなら分割するというように使い分ける子もいるかもしれません。

これはひとつの例ですが、このように「どう思いますか?」という問いをなるべく取り入れています。仮に考えても何も思いつかなかったとしても、まず自分で考えてみた後説明されるのと、何も考えることなくいきなり説明されるのとでは、聞こうという姿勢や頭に残る度合いなどが変わってくるのではないかと思いますし、何より、説明されず自分で考えたものが合っていたら、それは嬉しいことだろうと思うからです。
更に言えば、考えたらわかる子は説明されるのは退屈なことですから、その時間を省いてあげることもできますから、いくつも利点があるのではないかと思っています。

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