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2017年11月21日 (火)

嬉しい瞬間

今日のレッスンでのこと。
自分で作っている教材では、これまでより更に、実際にものを使って感じてもらうことをできる限り取り入れようと試みているのですが、今日来た子のひとりに、「のりしろ」の問題を実際に15cmの長さの紙テープを糊で貼りながら考えてもらいました。

初めに2本を糊でつないで1本にし、そのときの全体の長さを考えてもらい、更にもう1本をつないでもらい…と5本まで繋いで、それぞれの長さを考えてもらいました。

すると、初めは「15+15=30 30-2=28」という風に解いたこともあり、3本をつないだ長さを求めるときには「28+15=43 43-2=41」、4本なら「41+15=56 56-2=54」…というように、前の長さにもう1本をつないで、そこからのりしろ1つ分を引くということを繰り返して解いていました。

もちろんそれで正解なのですが、順番にそれを繰り返したら、計算がちょっと面倒だよな、どうしようかな、何か言うべきかな?と迷いつつ、ひとまず次のプリントを渡してみました。
次のプリントは1本20cmの紙テープをのりしろ3cmでつないでいくものだったのですが、2本、3本までは先ほどのような解き方をしていたその子が、私は全く何も言っていないのに、「あ、この方が簡単やわ」とかつぶやいたかと思えば、「20×4=80 3×3=9 80-9=71」のように解き始めました。

この子は今年になって来てくれた子なのですが、当初は言われたことはきちんと覚えてその通りにできるというタイプの子だったのが、やり方を覚えるのではなく考えて解くということを繰り返すうち、だんだんと初見の問題でも自分で絵を描いたりしながら考えられるようになってきていました。
そして今日はまた、私の目の前で、何も言わなくても紙テープとのりしろの数の関係に気づき、更には順に足したり引いたりしていくより、先にテープの本数分かけ算をしてしまって、そこからのりしろ分を引くのが簡単だということまで発見してくれたのを見て、とてもとても感動してしまいました。

まだ3年生ですから、これからますます進化していきそうでとても楽しみです。

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