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2017年10月18日 (水)

素晴らしい。

うちは基本が算数の教室で、希望があれば国語も見せて頂くという2教科しか見ることができない教室なので、中学生以降でうちに通い続けてくれる子はかなり限られています。
全体の指導ができないので、受験指導ということにもほぼ縁がないまま過ごしてきていますが、それもあって、試験の出来は数学や国語に関しては聞くことはあっても、全教科の成績などは教えてくれなければ、こちらから敢えて聞くことはありません。

そんな中、小学校低学年から来てくれていて、今も数学だけを一緒にさせてもらっている中2の子が中間考査を終え、返却された答案を全部持って来てくれました。
その子は少なくとも数学に関してはかなり力があり(他の教科は指導していないので…。)、コンディションさえ整っていたら相当賢いと思うのですが、眠かったり、お腹が空いていたりすると、持っている力の3割ぐらいしか発揮できなくなるような印象もある子なので、試験のときにそうならないことを祈っていました。

すると、来るなり「もう最悪。めっちゃ悲惨。」と、顔をしかめながら言うのです。
試験前に範囲をおさらいしたときにはかなりできていたので、まさかコンディションが…と思いながら、受け取った答案を見ると、そこには平均点より十数点上の80点台の点数が書かれていました。

え?どういうこと??

平均点以上、それもギリギリどころか余裕の平均点以上。ほかの教科のことかな?と国語を見ても、社会を見ても、理科を見ても、英語を見ても、全て80点台。え?

すると、数学の答案を指さしながら、小問の1問目で書き写し間違いをしたので大問ほぼ全部を間違ったこと、式のxとyを問題で与えられた逆に使ってしまったため、答えも逆になり、大問がほぼ0点になったことなど、間違いがほぼ全てケアレスミスによるものなのだと、嘆きつつ、自分を責めつつ、説明してくれました。
見てみると、確かにこれなら満点も取れていたかもなという感じで、そういう意味で本人的に「悲惨」だったんだなと。

そして、全教科80点オーバー、ほぼ90点というものもあるというのに、「全部80点台で90点台1個もなかった。」とまた嘆きました。
試験問題を見ても、問題量も結構あり、内容も公立中としてはそこそこ難しいのではと思うものであり、更にはうち以外塾などにも行っていない上に、テストの点が悪くても気にならないと言っていたのに、その子の中では80点台の出来は全く満足できないものなのだなということにしみじみ感心しました。

普段、気分が乗らないとあからさまに態度に出るタイプの子なので、全教科そこまですごいと思っておらず、本人にも目いっぱい「すごいね!尊敬するわ!!」と言いましたが、「できて当然」が基準の子にとっては80点台でも悲惨なんだなと、それは本当に素晴らしいなと思いました。

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