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2017年10月27日 (金)

本末転倒

今日何度も目にしたニュースなのでご存知の方も多いかと思いますが、大阪のある府立高校で、生まれつき茶髪の女子生徒が校則によって黒染めを強要され、それにより体調を崩し、不登校になっているというニュース。

いくつか記事を読んだので、少しずつ書かれている内容も違ったのですが、それらが全て事実だとすれば、その高校の「生徒心得」には染色・脱色は禁止となっているそうです。染色禁止なのに、学校が黒染めを強要する。挙句、学校関係者がたとえ金髪の外国人生徒でも黒染めしてもらうことになると言ったとか。

更には、初めは月に1回程度だった指導が、最後には4日に1回の指導になったとか、染めすぎて地肌も髪もボロボロになったとか、「母子家庭だから茶髪にしているのか」というような教師の発言があったとか、茶髪のせいで授業を受けさせてもらえなかったり、学校行事にも参加させてもらえなかったりしたとか…。
何もかもが異常に思えるのですが、これが事実なら、明らかに教員によるいじめ、パワハラだと思います。

府立高校という割に名前が私立高校のようだったので、少し検索してみたところ、受験の偏差値が45となっていましたので、いわゆるやんちゃな子もいるのかもしれません。(偏差値で判断するのはあまり好きではありませんが、今のところ、ひとつの物差しになっているのも事実ですので…。)
その分、生徒指導が厳しいというようなことがあるのかもしれませんが(あくまで推測なので違っているかもしれませんが。)、染色が禁止なのに黒く染めろというのはそもそも大いなる矛盾ですし、例えば入学時に疑いをかけられ黒染めさせられたとしても、伸びてくる髪が茶色であれば、それが何よりも染めていない証明になるのではないでしょうか。更に言えば、茶髪と母子家庭かどうかがどう関係あるのかは全くわかりません。
(ニュースによると、この生徒の母親は高校入学前に茶髪が地毛だと学校側に伝え、認めてもらえるよう頼んだようです。)

このニュースを目にして、例えば、最近はどちらかの親が外国人という子どももどんどん増えているようですから、その高校に肌が真っ白の子や肌が真っ黒の子が入学してくることだってあるかもしれません。髪の毛ではないから肌の色まで変えろとは言わないと思いますが、それを言ったら確実に異常でしょうし、生まれ持った肌の色をどうこう言ったとしたら、それは差別にあたるだろうと思います。子ども達を教育する立場の大人が、地毛が茶髪の子を黒染めさせて、それによって何の指導がしたいのでしょう。
理不尽なことが大嫌いなので、全く知らない親子さんの話ですが、機会をもらえるならその学校関係者にとことん聞きたいと思ってしまいます。

そもそも、ひと昔前であれば、確かに髪を染めるのは不良のすることだというような見方がありましたが、今ではそんな発想はもう化石のようになっているものだと思っていました。それがまさか今の時代にもこんなにも強く残している学校があったことにも驚きましたが、親が染めていないことを前もって伝えていても、髪の毛や地肌がボロボロになっても、それでも尚強要した上、不登校になった後、他の保護者に退学したと虚偽を伝えていたというのですから、もう気が狂っているとしか…。

先生も好き嫌いがあって普通だとは思いますので、合う生徒、合わない生徒というのはいるだろうと思います。ただ、仮に波長が合わない生徒がいたとしても、だからといっていじめていいはずはありません。大人が、それも学校で教員たちがそんなことをしていて、子ども達にいじめはよくないなんて言ったところで全く何の説得力もありません。

私立高校の場合は、仮にちょっとそれはあり得ない校則なのでは?と思うようなものであっても、その学校がそれを守れる生徒しか求めていないということであれば、その学校に行かないという選択をすればいいのかもしれませんが、今回の高校は府立高校ですから、それとは少し違うようにも思います。

なんだかもう本当に今日は1日そのことで気分が悪いです…。

ただ、その一方で、こういう事実があることも中学生には早くから教えておくのも大事なのかもしれないなと。
一般に、偏差値が高いと言われる学校のほうが自由度が高い傾向があるように思います。いわゆる進学校と言われるような高校では、制服がなく、服装は生徒の自由だったり、髪を染めようがピアスを開けようが、それも生徒に任されているような学校もあるようです。

また、これも理不尽な話だなと思いますが、例えば、成績優秀な子が制服に手を入れて着ていても、あの子は賢いからと許されてしまう反面、成績が芳しくない子が同じように制服に手を入れて着ていたら、あんな格好してるからあの子は勉強ができないんだというような評価をされることもあるように思います。

要するに、特に中学・高校時代は、勉強を頑張ることで、色々な不毛な制約から自由になれる度合いも高まるということなのだろうと思うのです。

学校の進路指導などでは、差別にあたる可能性があるようなことは大っぴらには言えないでしょうし、勉強に関して、努力すれば誰でも成績が上がるというものではない面もあるので、尚更言いづらいことも色々あるのだろうと思いますが、だからこそ、保護者の方がそういう現実も、必要に応じて教えてあげることも大事なのではないかなと思います。

全くの余談ですが、私は生まれつき髪が赤茶色がかっていて、中学時代は校則がめちゃくちゃ厳しかったため、素行に問題があったら確実に染めを疑われていただろうなと、子ども心に思ったことがあります。(実際、染めてるの?と聞かれたことはありましたが、生まれつきだと言ったらそれ以上何もありませんでした。)
もし黒染めをするよう言われていたら、多分相手が教師でも徹底的に食い下がっただろうなと思いますが。(苦笑)

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