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2017年10月19日 (木)

算数と数学

小学校で学ぶのは算数。以前、算数は実学で、実際に具体物で確かめたりできるような範囲の学習で、抽象思考が必要になってくるのが数学というような説明を受けたことがあります。
確かに、算数のルールと数学でのルールが違うものはありますし、まだ幼い子達に対して難しいであろうことは、数学では正しいとは言えないような、でも間違いではないようなという表現でにごしたりというようなこともあるように感じます。

ただ、子ども達とレッスンをしていると、小学校の算数指導で、中学校の数学を意識した指導ということがもっとなされてもいいのではないかなと感じることがあります。
しかし、小学校の教員は基本的に全教科を指導しますので、どうしても広く浅くになってしまいがちでしょうし(それぞれの先生方が何か特定の教科を深く掘り下げて学ばれることはあると思いますが。)、中には理数系が苦手な先生もおられるはずです。
でも、小学校の算数は間違いなく中学以降の数学の基礎になりますから、やはり先を見た指導が受けられたらいいのになと思います。

例えば、先日、プリントにその後の学習内容の導入のため、「18=9+9」のように、式と答えの順が逆のような式を書いておいたものを見た2年生さんが、「先生は答えを先に書くの?」と尋ねてきました。
小学校では一般に「=」は「は」と読み、答えを書くための記号ぐらいの意識なのだろうと思います。また、等号についての説明を小学校の頃にされた記憶もない気がします。(もしかしたら忘れているのかもしれませんが。)
その子には「=」は右側と左側が同じになるということを表しているのだということを伝えたところ、「へぇ~、そうなんだ。」と言って、一応納得してくれたようでした。

この些細なことでも、等号は左右が等しいという意味だと知っていれば、中学校の上がって、文字式を整理するときに勝手に10で割ったり、分母をなくしたりというようなことをする子が少しは減るのではないかと思ったりします。
等号の意味を意識することがないまま中学生になり、数学で文字式を習うと、両辺がなければ勝手に分母を払っ
たり、例えば「0.07a+0.08b+0.12a」のような両辺がない式を勝手に「7a+8b+12a」に直したりできないということが理解できるのではと思いますが、方程式を習った後に、浅い理解のままそういう計算をしてしまう子は少なからずいるように思います。

これはひとつの例ですが、小学生のうちにしっかり意味を理解させることはとても大事なことではないかと思います。仮に難しくてそのときはぼんやりとしかわからないとしても、頭のどこかに残っていたら、中学生になって、あのとき先生が言っていたのはこのことか!とつながることもあるかもしれません。

小学生のうちにしっかりした基礎を築くことはその後の学びに本当に大きな影響をもたらすと思います。
小学校と中学校との間でもっと色々な連携があればいいのになと、そんなことも思ってしまいます。

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