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2017年9月 8日 (金)

マル付け

教室で出す宿題に関して、算数のプリントは基本的におうちで答え合わせをしてもらい、間違い直しもできるところはして頂くようお願いしています。

理由はいくつかあります。例えば、間違った方法でしている場合、そのままし続けると、全部できたと思ったのに全部直さなくてはいけなくなることや間違えた方法を覚えてしまうことがあり得るからということや、まだ小さい子達は、やってすぐにマル付けをしてもらえる方がやる気が持続するということ、おうちの方が一緒についていてくれる、何か見てくれているということでやる気が出るということなどが大きな理由ですが、もうひとつは物理的な理由で、教室では目の前の子ども達の反応を見ながら、適宜声掛けをしたり、解けたものを順にマル付けをしたりしているので、子ども達とのレッスンが始まると、できるだけ多くの時間を子ども達を見ることに注ぎたいというもので、これは実はかなり切実な理由でもあります。

私が超人的能力があればよいのですが、宿題のマル付けをしている間はどうしても目も手も宿題のプリントに取られますし、宿題を見ながら子ども達の解いている様子も見、その場でマル付けもしとなると、結局宿題のマル付けが全ては終わらなかったり、子どもに少し待ってもらったりしなくてはならなくなることがあるのです。

ほかにも色々細かい事情はありますが、そういう諸々の理由で、算数のプリントに関してはご家庭でのマル付けをお願いしているのですが、おうちの方がお忙しかったり、子どもがギリギリまで宿題をやっていなくてマル付けをするタイミングがなかったりというようなことで、マル付けをしてもらうことなくプリントを持ってくる子が時々います。

もちろんおうちの方がお忙しいこともわかっているつもりですので、できる範囲でこちらでもマル付けはするのですが、そんな中、ちょっと困ったことが起きました。

長くなるので詳しい事情は端折りますが、このところ宿題のマル付けをほとんどしてもらわず持ってきていた子が、今回の宿題はマルがついていたので、ああ、今回は見てもらったんだなと思ったところ、たまたま目に留まった問題が間違っているのにマルになっていて、気になったのでそのプリントの答えを全部確かめたところ、半分近くが間違っているのに全てマルがついていました。

マル付けをしてもらってきてほしいということを、理由も合わせて何度か話していたので、それがプレッシャーになって、自分で、とにかく全部マルをつけてしまったのかなと思ったのですが、繊細な子なので、どのタイミングでどう聞こうか迷い、レッスンの終わり近くに「これ、誰がマル付けしたの?」と聞いてみました。すると、自分だと。「これ、違ってるよ?これもこれも、こんなに違ってるんだけど、なんでマルになってるの?」と、なるべく責めるような口調にならないように気をつけながら尋ねたところ、その子の口から出た言葉が、おうちの方から「マル付けしてと言われたから。」だったのです。

まさかとは思いますが、「マル付け」は全部にマルをつけることだと解釈したということなのかもしれません。(それ以上何か言うのはちょっと控えたほうがよさそうな雰囲気だったので、そこの確認はしませんでしたが。)

私たちは当然のように「マル付け」と言えば、正誤を確かめて、合っているものにはマル、間違いにはバツをつけることだと思っていますが、子ども自身がマル付けをする場合、自分では合っていると思っていることもあるでしょうし、場合によっては、「(全部合ってるから)マル付けをして」と解釈することもあるかもしれません。

色々長くなりましたが、お忙しいとは思いますが、今後もできるだけ宿題のプリントのマル付けはご家庭でご協力頂けましたらありがたく思います。

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