掛け算の学習
(アップしたはずの記事が見当たらず…。17日に記憶を呼び起こしつつ書いています。)
子ども達と掛け算の学習をするとき、教具を使いながら、数を足したり、倍にしたり、10回分から1回分をのけたりなど、色々な考え方で考えてもらうところから始まります。
その流れで、九九を覚えるより先に2桁×1桁や3桁×1桁なども学習するのですが、このとき、例えば28×4であれば、20×4と8×4とに分けて考える方が考えやすいし、間違う可能性も減るので、教具を使いながら全部で10は何本になるかと一の位の数を集めるといくつになるかを意識的に尋ねるようにしています。
それでも、子どもによっては、先の例でいえば、28+28をして56、56と56を足して(もしくは28を4回足して)112というような感じで考える子も少なくありません。
4回ぐらいならまだいいとして×7などになると、計算も面倒になりますし、足していくうちに間違える可能性も高まります。ですので、ひたすらに足していこうとする子などには途中でまた声かけをするのですが、なかなか十の位と一の位を分けて考えようとしない子もいます。
そういう子の中には、数の感覚が身につきづらい子や、がんばっているけど算数はちょっと苦手というような子もいるので、その時点では無理にやり方を変えさせることはしませんが、こういうところにも能力の違いが現れるんだなと思うことがあります。
今日のレッスンで2桁×1桁の掛け算をした子は、何度か教具でやりとりした後は、2、3回なら足し算したりもしていましたが、何度も足さなくてはならないようなものは自然と何十と何を分けて考えたりもしていて、随分成長したなぁと、見ていて嬉しくなりました。
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