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2017年9月 7日 (木)

目に見えれば気づくこと

今日のレッスンでのこと。
時間に関する問題は計算自体が面倒なので、嫌がる子も多いところです。

来てくれた当初に比べると格段にできることが増えたものの、算数に関してはまだパパッと反応して答えが出るという感じではない子と、前回からまた時間の問題をすることになりました。

時計の絵が描かれていて、その時刻の30分後とか40分前とかの時刻を考える問題だったのですが、最初にやってみてもらったところ、小さな目盛りを1つずつ数えていこうとしました。5分や10分ならともかく、数える目盛りの数が多くなると、時間もかかりますし、数え間違えも起きやすくなります。初めは様子を見ていたものの、数え間違いが起きたところで、「ねえ、これ、何時何分かここに書いてくれる?」と絵で示された時計の時刻をプリントに書いてもらいました。
「30分後ってことは、分は増えていくの?減っていくの?」と尋ねると、「増えていく。」と答えたので、「じゃあ、30分増えたらどうなるかわかる?」とだけ言うと、自分がさっき書いた時刻を見て少し考え、きちんと答えが出せました。40分前なら減っていくのだということも理解でき、目盛りを1つずつ数えなくても、考えられるようになりました。

しかし、おうちの宿題の際に、そうしたことを忘れてしまっていたようで、宿題のプリントではがんばって目盛りを数えたんだろうなという様子が伝わってきました。
今回も2枚ほどそういう問題があったので、まずプリントを渡して考えてもらおうとしたところ、目盛りを数え始めたので、「ねえ、これ、何時だっけ?」と声をかけると、描かれている時計の時刻を答えてくれたので、それを私がプリントに書いたところ、前回のことを思い出したようで、その後は助けなくても考えることができました。
また、時刻を書かずに考えようとして止まっているときには、「何時か書いてみて~。」と言うだけで、後の助けはほとんど必要ありませんでした。

頭をいっぱい使うという意味では書かずに頭の中でイメージし、それを操作するというのは意味があるのだろうと思いますが、よほど算数が得意、大好きという子でなければ、目に見える状態にする方が相当楽に考えられるようになるのではないかと思います。
そして、この子の場合、自分で答えられる時刻を目に見えるように書いただけで問題が解けるようになるのですから、書かない手はありません。

じっくり考えることもとても重要ですが、目に見える形に(それもできれば子ども自身が絵や図を描いたり、数字を書いたりして)することもとてもとても大事なことだと思います。

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