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2017年9月26日 (火)

嬉しい出来事

2年生の終わりから来てくれ始めた現3年生の子がいます。
小学校受験をした後、学校での授業の進度もやや速いようで、教えられたことを覚えて再現するということがよくも悪くもかなり身についているような状態だったため、初めの頃は算数でも、習ったことのないことに対しては「え?どうすればいいかわからない。」と動揺し、時には涙を見せたりすることもありました。これまで習ったことや、普段の経験から、考えられそうなことを考えてもらおうとしても、なかなかそうはいかなかったり、とにかく速く答えなければとミスをしたりということが少なくなく、ゆっくりでいいから、ちゃんと考えてこれだ!と思ってから答えを書くようにしてねと、何度も何度も声掛けをし、教室ではもちろん一斉急かさず、むしろ急ごうとしたらゆっくり考えるよう促し、そんなことを繰り返して、少しずつ変化が見えてきていました。

その後、夏休みに学校が長い間お休みになったこともよかったのか、随分様子が変わってきた気がするなと思っていたのですが、今回のレッスンの最後に思考力系の問題をしてもらうことになったとき、またちょっと嬉しい出来事がありました。

その子とはあまりのある割り算まで学習は済んでいるものの、九九の範囲を超える割り算についてはまだ学校ではやっておらず、教室でもそれについては一緒に問題を解くところまではまだやっていませんでした。
ただ、割り算の導入の際、どんなときは余りがあって、どんなときは余りがないかなどを、絵をマルで囲んだり、割る数を何度取れるか考えたりと、色々な方向から考えてもらうとうことはしていました。

その子に今回考えてもらおうとした問題が、兄弟3人でお母さんが焼いたクッキーを分けたら、余りなくぴったり分けられた場合、クッキーの数は次のうちどれかというもので、選択肢は32個、42個、52個、62個の4つ。
どの選択肢も九九の範囲では考えられないので、学校ではしていないはずですし、私としたのも少し前のことで、さて、どんな反応を示すかな、わからないというかな…と思いつつも、まずは黙って見ていました。

すると、「30…これあかんわ。」とつぶやいて、32の選択肢に×。次はどうするのかなと思っていると、戸惑うことなく当たり前のように、「33、36、39、42、あ、これいける。」と、すんなり答えを見つけました。
でも、念のためと思い、「あとの2つは答えじゃないの?」と尋ねると、そのまま「42、45、48、51、だからこれもダメ。54、57…」と自然に3ずつ増やしていって、分けられるか余るかを全く困ることなく判断したのです。

春には習ってないことはわからないと言い、少し考えて答えを思いつかないと焦り、とりあえず適当に答えを書いては、違うと言われたら消して、よく考えないうちに次の答えを書くというようなことを繰り返していた子が、こんな風に自然に考えられるようになったんだなと、本当に嬉しく思いました。
何より、割り算をどうやって考えたらよいのかというところまで理解していることが本当に嬉しく、お迎えに来られたお母さまにも思わず報告してしまいました。

この調子でどんどん算数が好きになってくれるといいなと思います。

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