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2017年8月26日 (土)

競争意識

私は公立の小中学校から普通に受験を知って公立高校に進学し、あっぷあっぷではありながらも、学校のカリキュラムに沿って勉強をして運よく志望大学に進学できたのですが、昔から、試験が競争だとか、自分が合格するためには誰かを蹴落とさなければならないとかいう感覚がわかりません。
ですので、一時しばしば耳にした受験戦争と言葉にもとても違和感がありました。

もちろん、受験は基本的には合格する人と不合格になる人がいるわけですから、不合格だった誰かよりよい結果を出したから合格したというのは事実だろうと思います。
でも、誰かを蹴落とすとか、誰かに勝つとかいう感覚と学びとはどうも結びつかないような気がするのです。

目標とする人がいてその人を目指して頑張るとか、ライバル同士がお互いに切磋琢磨するとかいうのはわかりますが、学びはあくまでも自分自身のためにするものですし、何か学びたいことやしたいことがあって行きたいと思う学校があれば、その学校の試験にパスできるよう努力すればいいだけで、他の受験生に勝たなければいけないというのがどうもピンとこないのです。

そんな性格ですから、自分が中学生や高校生の頃にも、興味がある何かがわからない場合は気持ち悪いと思って知ろうとしましたが、そうでない教科のテストの点が悪くても気になりませんでしたし、たとえ好きな教科のテストの点が悪くても、内容を理解できていたら、まあそれでいいやと、そんなふうに思っていました。(さすがに高校になると赤点を複数取ると留年の危機がありますから、好きではない教科も赤点を取らないようには努力しましたが。)

そんな私がしている教室なので、きちんと理解ができていれば、子ども達のテストの点がどうだったかは普段ほとんど聞くこともありません。
しかし、数少ないながら来てくれている中学生や高校生は、成績によって受験できる学校に影響が出るのも事実ですので、定期試験の数学の点数はなるべく聞くようにしています。
で、今ちょっと気にかかっているのが、ちょっと昔の私のような、もしくは更にパワーアップしているような、テストの点数が悪くても気にならないという子のことです。その子は物事の好き嫌いが結構はっきりしており、やる気がないときは恐らく誰が見てもすぐわかるぐらい態度にも出ます。数学は好きではないようですが、力はかなり持っていて、「やりたくない。もういやだ。」とぶーたれながら、結構面倒な問題を解いたりする、なかなか珍しいタイプです。

私は数学の力をつける手助けはできるかもしれませんが、テストでいい点を取りたいという気持ちを持たせる方法がわかりません。ご家庭によってはテストの結果が良ければご褒美を与えるようなことをされることもあるのだと思いますし、塾などでは順位を発表したりして競争心をあおったりということもあるのかもしれません。
でも、前述の子にはそういう方法はあまり効果がなさそうな気もしますし、テストの結果はテストを受けるときのその子のモチベーションやコンディションに大きく左右されるというのがほぼ間違いなさそうなので、受験学年になったら何か変化するのかどうか、そうなってくれたらいいんだけど…と思っています。

いずれにせよ、私個人は学びに関しては昨日の自分との競争でいいんじゃないのかなと、今も思っています。

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