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2017年8月17日 (木)

きちんと積み上げていたら

今日は高1の子のレッスンがありました。
授業の進度が速いので、数Ⅰも数Aも既に3分の2ぐらい終わっているのではないかと思いますが、最近は何でもすぐ忘れてしまう私は、高校数学は一度解いてもどうやって解いたか覚えていないこともあり(まあ、一度解いただけで解き方をマスターできるなら世の子ども達、学生たちも苦労しませんね。)、その場で再度考え直すこともあります。

ただ、教室を始めるにあたり、算数の初歩の初歩から全ておさらいしたような状態である私は、自分が子どもの頃、学生の頃には考えなかったこと、気づかなかったことを色々改めて理解し、納得することがたくさんありました。
その結果、高校数学を見ていると、あの頃の私にとってはただただ難しく、ただただ公式を暗記して当てはめて処理するようなことしかできなかったものが、実はその基礎はきちんと中学の数学にあり、中学の数学もやはり、その基礎は小学校の算数にあるというものが、決して少なくないのだなと感じることがあります。

例えば、小学校で比例や反比例を習うときには、具体的な例を挙げ、マイナスの世界はないものとして学習しますが、比例や反比例がどういうものかきちんと理解した子どもは、中学校で比例・反比例をするときには小学校からの発展でしかないだろうと思います。
そして、それもきちんと理解できた子にとっては一次関数もやはり比例が発展しただけのもので、また、関数というのがどういうものかがわかっていれば、二次関数もいくつか数値を当てはめ、点を取ってグラフを描いていくなどすることで、どういう関係を表しているのか理解することができるようにも思います。

更に、そうやってきちんと中学校の数学を学んだ子にとっては、高校で新たに習う二次関数も、中学の二次関数の発展でしかないでしょうし、かなりの部分、「ただ覚えて解く」なんてことはしなくていいのだろうと思います。

また、一般に高校で進学校や中堅校と言われるような学校は、中学までに比べると授業の進度が速く、内容も難しい場合がほとんどですから、小中学校時代にしっかり考えてこなかった子は、高校になってからじっくり考えようとしても、物理的にかなり厳しいだろうとも思います。

そういう意味でも、せめて小学生の間ぐらいは、じっくり考えて意味を理解することに重きを置いて学習するのが、子どもの将来にとっても大きなプラスになるのではないかと思います。
困っているようだからとやり方を教えてあげる前に、何が理解できていないのかを見つけ、その意味をわからせるということを意識してあげれば、算数や数学を楽しいと感じられる子がもっと増えるかもしれないなと思っています。

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