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2017年7月25日 (火)

子どもの言い訳

子ども達とレッスンをしていると、たまに、大人が見たらバレバレな言い訳をしたりする子に遭遇することがあります。

いくつか印象に強く残っているものもありますが、例えば、もう今は大学生になった子がまだ小学校高学年だった頃、国語の結構骨のある読解問題の宿題で、私が解いてもここまで解答例通りの答えには絶対ならないというような50字以内だとか80字以内だとかのそこそこのボリュームの記述式の問題の解答が見事に解答そのままだったことがありました。
国語があまり得意ではないという男の子だったので、申し訳ないけどこれはまず100%答えを写したなと。ですが、現場を押さえた(?)わけではありませんので、万に一つでも自力でやった可能性があれば、決めつけることはできません。

そこで、「ねえ、この問題難しくなかった?」と尋ねると、既にその時点でちょっと顔が引きつったのですが、「うん、難しかった。」と。更に「そうよね?お母さんに助けてもらったとか何かした?」と尋ねると、「ううん、自分でやった。」と。そこで、「すごいねぇ。私自分でやってみたけど、ここまで完璧には書けなかったんやけど。」というと、今度はやや目が泳ぎながら、「いや、かなり時間かけて考えたから。」と。

まあもう100%確定したなと思いましたが、「そう、すごいね。じゃあこれはそれよりずっと簡単だから、絶対できるよね。ちょっとやってみて。」と別のそれより短い記述問題をその場で考えるよういうと、考え始めたもののいっこうに「見事な解答」は出てきません。

その後の展開はここでは控えますが、まあ、それ以降はそういうことはありませんでした。

別の子は、私に対してしたのではないのですが、難しい計算問題がびっしり書かれた宿題のプリントをするのが嫌で、プリントの下の方を切ってこっそり捨て、おうちの方に最初からそれだったと言ったそうですが、切って捨てた部分が部屋のゴミ箱から発見されるというようなことがありました。

宿題をやらなかった言い訳で多いのは、忙しかった、難しくてわからなかったなどが一般的ですが、もちろん、本当に忙しかった場合は「そう、大変だったね」というような感じで済みますし、その子にとって本当に難しい問題であればもちろんそれも何も問題になりません。

ただ、「色々忙しかったから」みたいな言い方をして、その「いろいろ」部分を尋ねても口ごもるとか、同じようなプリントが何枚かあってそのうち1枚は普通に解いているのに、後のものを「難しくてできなかった」と言うとか、宿題のプリントのうち簡単なもの、好きなものだけやって後はわからなかったと言ったりと、まあ、怒られたくない言い訳だということがほぼ確実な場合があります。

そういうとき、私は子ども達に必ず言うことがあります。

宿題はやりたくなければやらなければいいし、やらなくても自分が困らなければなんでやらないの?とも言わないよと。その代わり私は嘘をつかれるのが大嫌い。怒られるのが嫌だから、どういえば怒られないかなって考える気持ちはわかるけど、やりたくなければやらなくても怒らないのに、やらなかった理由で嘘をつかれる方が嫌。
嘘ついたり、言い訳したりするとき、自分でもいい気持ちはしないと思うし、私も嫌な気持ちになるし、何にもいいことない。嘘つかれるぐらいなら「嫌だからやりませんでした」って言われたほうが、「そう、嫌でやらなかったのね」って言えるもん。

表現は子どもによって多少変えたり、長くなったり短くなったりはしますが、そんな話を必ずします。
最近も、絶対やらなかっただけだよなと思うのに半分ほどやったプリントにやっていない部分を囲んで「やり方がわかりません」と書いて持ってきた子がいて、それを追求する前にひとしきり上述のようなことを伝え、「で、この問題はどうやって解いたの?」とやっている方の問題について尋ねると、自分から「それは・・・」とやらなかったことをごまかそうとした旨を告白してくれて、そうやってきちんと認められるのは素敵だなと思いました。

嘘が全ていけないなんてことは思いませんし、人を傷つけないための嘘や、誰にも迷惑がかからない嘘などは合っていいと思うのですが、子どもの心がチクッと痛んだり、悪いことをしてるんだとわかりながらつく嘘はやはりいいとは思えないのです。

嘘をついているかどうか確信を持てないときに絶対決めつけないようには気をつけていますが、教室では極力言い訳での「成功体験」はさせないようにしたいと思っています。

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