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2017年7月 5日 (水)

何を難しく感じるか

その日のコンディションなどにもよるのだとは思いますが、子ども達が何を難しく感じるか、長年こうしてレッスンをさせてもらっていても、まだ自分の予想とは違う反応がかえってくることがあります。

今日のレッスンでは、普段かなりしっかり考えられる子なので、学校ではもちろんまだやったことがなく、教室でもほぼ初めてになる、小数×整数の問題を考えてみてもらうことにしました。
0.3×3という最初の問題は、躊躇うことなく0.9と書いたので、ああこれはいけそうだなと思って見ていたところ、少し問題が難しくなると、小数点の位置が狂い始めました。
どう考えているか尋ねても、元々かなり口数が少ない子なので黙ったまま、それでも何かじっと考えています。

そこで、小数のかけ算だとしばしば教えられる、小数点がないものとしてかけ算をし、小数点を何個分動かすというような指導をすれば、もちろん答えは出るようになるのですが、少なくとも今目の前のその子は、小数を集めたらどうなっていくかがきちんと理解できていない段階なのでしょうから、位の部屋を使ったり、10倍、100倍するとどうなるか確認した後に、10分の1、100分の1にしたらどうなりそうかを考えてもらったりして、ゆっくり取り組んでみてもらったのですが、まだいつものような自信を持って答えを書く感じにはなりませんでした。

学年を考えても、スラスラできない子とは不思議ではないものの、普段のその子の理解の度合いから考えると、こんなに手こずるのかと少し意外に思いました。
でも、こうして何かに引っかかる、悩むという場面に出くわすたび、それが自分の教材作りの参考になるので、そういう意味でも子ども達が私の先生になっているのだと思います。

最初に難しい!と思ってしまったものは、その後も苦手意識が残ってしまう場合があるだけに、最初の提示の仕方は結構重要だと思っていて、予想に反して難しいと感じさせてしまった場合は、ひとまず先に伸ばすか、本当に納得して「ああ、そういうことなのか!」と感じてもらえるまできちんと向き合っていくか、どちらかにするようにしています。

その子はたまたま今日が不調だっただけで、次回また考えてみてもらったら、もしかしたらすんなりいくのかもしれませんが、きちんと様子を見ておこうと思います。

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