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2017年7月 6日 (木)

目に見える成長

今日のレッスンでのこと。
子ども達が持って来て見せてくれる宿題の中で、ものによってはひとまず預かって後でしようとか、しばらく時間を置いてしようと思うものが時々あります。
すぐにしようと思っていても、レッスンのキリが悪かったり、その日は思うようにレッスンが進まなかったり、私がうっかり出すのを忘れていたりというようなことで、しばらく先に延びてしまうようなこともあるのですが、今日はそのお蔭で、ああこんなにも変わったんだなと、改めて感動することがありました。

いわゆる算数の内容の問題については、結構その都度すぐに直してもらうことが多いのですが、思考力系の問題などはしばらく置いておくようなこともあり、今回は詰まれた積み木の図を見て、3方向から見るとどのように見えるかを図に表す問題で驚きの変化を感じることができたのです。

去年の11月の宿題で、恐らくかなり苦戦したのだろうなという感じで描かれた図。間違いではなかったことと、その時点のその子が精一杯やったのがこれなんだろうと思えたこととで、いつか「ここはこんな風に描いた方がいいよ」というようなことを言うために預かっていたプリントが1枚手元にありました。

今日はレッスンがとても順調に進んだので、宿題に出す予定だったものの中から、同じ課題である積み木を3方向から見た図を描く問題を目の前でしてみてもらうことにしたのです。
過去のその子を見ていた限りでは、実際に積み木を使って形を作り、それを見ながらしてもいいことにしようと思い、「積み木使ってもいいよ」と言ったところ、「多分できると思う」と積み木を使わずやってみようとします。
それならまあやってみてもらいましょうかと思って「もし難しかったら使っていいからね」とだけ言って見ていると、図の描き方自体が11月とは全く違っていたのです。

11月の時点では例えば上から見て田の字のように4つ並んで見えるようなものでも、積み木を1個1個、4回に分けて描くような感じで、とにかく1個ずつ、ものによっては積み木と積み木の間が離れていたり、角度がおかしかったりというものも少なくありませんでした。
それが、私は何も言っていないのに、田の字のような積み木はまず外枠になる正方形をかいて、それを4つに分ける。L字のように見えるものも、まず外枠のL字を描いてからそれを区切る。そんな描き方を当たり前にしているのです。
出来上がった答えの美しさや安定感(きちんと理解している感じ)は、全く別の人が描いたとしか思えない違いがありました。

驚きながら、本人にも11月のプリントを見せると、「わ~、何これ、ぐちゃぐちゃや!」と笑っていましたが、そういう問題を繰り返し練習させたわけでもなく、月に1回出てくるかどうかの課題であるにも関わらず、この数ヶ月でその子が明らかに成長したんだなとしみじみ感じられる出来事になりました。

子どもの力ってすごいですね。

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