ちょっとびっくり。
算数が全く楽しくなさそうで…ということで1年生の終わりごろから来てくれるようになった2年生さん。
当初は見ていても、ああ、本当に算数が嫌いなんだなというのがひしひしと伝わってくるぐらい、苦しそうに呼吸をしたり、体にかなり力が入ったりしていたこともありました。
それが少しずつ変わっていき、最近は苦しそうに呼吸することも体にぐっと力が入ることも滅多になくなりました。
初めのうち、好き嫌いは理屈ではないので、好きになれなくても、少しでも楽に取り組めるようになったらいいなと思っていましたので、そういう意味では既にある程度目標は達成したのですが、レッスンを重ねるうち、あれ?もしかしてこの子、実は結構算数のセンスがいいんじゃないかな?と思うようになりました。
少し前、100を超えた数の学習をし始めたとき、さほど算数が嫌いではない子でもそこそこ苦労するような問題も、思った以上にすんなりできて、驚いたことがありましたが、今週のレッスンでも、時計の問題で35分後は何時何分になるかや、15分前は何時何分になるかなど、中に少し面倒な(時間をまたぐような)ものが混じっている問題をしていたときに、またちょっとびっくりしました。
前回少しだけ一緒にしたものの、時間計算は苦手な子が多いところでもあり、元々算数がとても嫌だったということや、まだ2年生になったばかりということなどを考えても、時間をまたぐ場合は難しいかもしれないなと思っていました。
宿題に出していたプリントで、そういうような問題で詰まったようで、わからなかったというので、一緒にすることにしたところ、まずは敢えて「4時72分」という考え方をしてもらった後、「72分ってないよね?」など少し言葉をかけたところ、時計の絵を見ながら、ほどなく「5時12分?」と正解しました。
その次に少し面倒だったのが、7時9分の40分前を考えるというもので、「9分戻ったら何時?」と聞くと「7時」と答えたかと思えば「31分!」と言ったので、「え?」と聞き返そうとしたところ、「7時から31分戻ったらいい!」と、そんなの簡単というような表情をしています。そして、「6時29分」の答えを想像より遥かにすんなり出してくれました。
私の頭の中では9分戻ったら7時になるので、あと何分戻らなくてはいけないかを尋ねるつもりだったのですが、その質問をする必要なしに、その子自身が気づいて、きちんと考えることができたのです。
どうやらこの子に関しては、そろそろ「手助けレベル」をもっと上げていいのかもしれないなと思っています。
子どもの力って本当に伸びるときは想像以上にぐっと伸びたりもしますし、指導する側が抱くイメージによって、子どもの能力に影響が出ることがあるそうですから(ピグマリオン効果と言われるものだそうですが。)この子は算数が苦手なんだとか嫌いなんだとかいう決めつけをしないように気をつけなくてはと思います。
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