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2017年4月25日 (火)

わかったふり

うちの教室では、それに遭遇する機会はあまり多くないのですが、子ども達とレッスンをしていると、教室に来てくれるようになって日が浅い子達の中に時々、「わかったふり」をする子がいます。

思い返してみると、そういうことをする子は塾に勤めていた頃には珍しくなく、私自身もあまり意識していなかった気がしますが、どういうことかというと、実際にはよくわかっていない状態であるにもかかわらず「あ~、そういうことか。」とか、「そうそう、勘違いしてた。」とかいうように、はっきり声を出してわかっていることをアピールしたり、間違ったことをごまかそうとしたりするのです。

例えば、単位換算が必要な問題などで1kmを100mなどとしてしまい、間違った答えを書いているので、私が声を掛けようとすると、マルをつけてくれないことで間違っているのだなと察知し、「あ~、1000mやったわ~。」などと言いながら答えを書き直すような感じで、もちろん中には本当にたまたま勘違いした、うっかりしたというような場合もありますが、表情や反応をきちんと見ていると、ごまかしているのか本当にうっかりしたのかは、ほぼ見分けられるように思います。

そして、そういうわかったふり、うっかりしたふりをする子は多くの場合、学校などで早く答えを出さなくてはいけない状況に置かれていたり、周りにできる子が多く、後れを取るまいと焦る気持ちが先に立って、結局じっくり考えることができていない状況に置かれていたりするような印象があります。

わからないことやできないことは恥ずかしいことだと思っているのだと思いますが(もしくは環境によってそう思わされているか、心無いクラスメイトなどに遅いとからかわれるなどの経験をしているか…)、本来、わからないことは恥ずかしいことではありませんし、難しいことはぱっとすぐに答えがわかるはずもありません。

わかったふりが癖になってしまっているような子達は、なんとかしてそこから抜け出してもらうことが、自分でしっかり考えられるようになる為には不可欠ではないかと思います。
わかったふりでその場をしのいでも、何に役にも立たないということを、子ども達に気づいてもらえたらと思っています。

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