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2017年4月27日 (木)

ひとりひとり

教室で子ども達とレッスンをしていると、学校の先生というのは本当のスーパーマンか、そうでなければかなりの割合の子どもが何らかの我慢を強いられているかのどちらかの場合が多いのだろうなと思うことがあります。
私は元々は教員志望だったわけですが、どう考えても自分の能力では30人、40人の子ども達を自分が納得いく形できちんと目を配ること、しっかり勉強を理解させることは不可能だと思うに至り、教員採用試験を受けずにその道を断念しました。
実際のところ、教室で一度に3、4人の子が別々のことをしていると、それだけでもういっぱいいっぱいぐらいになりますし、その中に算数で苦戦している子や、じっとしているのが苦手な子などが混じっていたとしたら、3人でも十分に見てあげられるかどうか自信がありません。

もちろん、素晴らしい先生は大勢いらっしゃいますから、多くの子どもをしっかり指導されているということもあると思いますが、問題はさすがに30人、40人は十分に見られないという場合です。
一斉にそれだけの子どもを指導するとなると、どうしてもやり方を説明して、その通りに練習させて、できたと見なすというようなことも出てくるだろうと思います。
また、じっくり考えさせようと思っても、先に塾などで習っている子が混じっていると、それだけで予定がぶち壊しになってしまうこともあるだろうと思います。
学校というところは、勉強だけをするところではありませんし、私自身は学校が好きだったので、学校批判をする気は全くありませんし、そんなハードな状況でも頑張って子ども達と向き合っておられる先生方を尊敬もしています。ただ、ひとりひとりの子どもを見ると、勉強に関して、学校に任せっきりだと能力が発揮できない子も少なからずいるだろうと思います。

例えば、何をするにもペースがゆっくりの子は、時間を与えてもらえればきちんと考えられるものでも、考えている途中で時間を切られ、答え合わせややり方の説明が始まってしまうということを、日常的に経験しているかもしれません。
集中すればするほど、ごそごそ動いたり、椅子から立ち上がったりしてしまうような子は、それを許してもらえないような環境では、じっとしていなくてはということに意識を傾ける必要がある分、本来高い能力を持っているかもしれない教科学習の成果がうまく得られないというようなこともあるかもしれません。

学校のやり方、担任の先生のやり方がバッチリ合う子というのは、恐らくごく僅かなのではないかと思います。
ですから、大切な我が子がどういうタイプなのかをできるだけ把握して、ご家庭で何らかのフォローをしてあげるとか、専門家にフォローをお願いするなどしてあげることで、大きく変わる子がきっといると思います。

正直なところ、ひとりひとりにきめ細かい対応をというところまで学校に求めるのは、特に公立の学校ではさすがに無理だと思いますが、早い段階できちんとその子にあった対応をしてあげられるかどうかで、その後の学校生活や、もしかするとその後の人生にまで大きな差を生むことになるかもしれませんので、子ども達のことをしっかりみていて頂けたらと思います。

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