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2017年4月15日 (土)

意識しなければ「知らない」ことにも気づかない

なんだかちょっと哲学的なタイトルになっていますが、そんなたいそうな話ではありません。
小学生の算数なんてものは大人からしたら簡単と思っているようなところが、多くの大人の方にはあるかもしれません。特に低学年の算数などは、一体どこが難しいんだ?という感じなのではないかと。
もちろん、問題を解くということだけでいえば、多くの大人にとって苦も無く解ける問題がほとんどだと思いますが、実は意識していないから考えることなくやり過ごしてきたことが、思ったよりたくさんあるのかもしれないなと、問題を作るようになってからしばしば気づくことがあります。

以前、立体図形の問題を作っていたとき、算数の教科書やワークブックなどには直方体や立方体の図について、「立方体や直方体の平らな部分を面といいます」というような説明がされていたり、「直線の部分を辺といいます」と説明されたりしていました。
しかし、それを読んだとき、あれ?でも球などの曲面も面だよな。平らな部分を面というということと面は平らなものだということは違うんだなと、そのとき初めて意識しました。

学校で学習する順として、曲面が出てくるのはまだあとのことで、小さい子でも理解できる説明として、立方体や直方体の各部の呼び名として指導するなら、確かに平らなところが面なので、嘘を言っているわけではなく、また、その段階で習っていない曲面を持つ図形についても、この曲がった部分も面ですと説明するのがよいかと言えば、子どもによっては混乱してしまうかもしれず、また教科書を作ると立場からすると、その段階で習っていない図形を取り上げるのは相応しくないなどもあるのかもしれません。

そんなふうに、なんとなく意識することなくやり過ごしてきたものの、数学的に正しいのかを考えると表現に悩んでしまうようなことが何度となくあったのですが、今回は説明とは違って、概数にする際の上から1桁、上から2桁などの問題について、7を上から1桁の概数にしたら7なんだろうか?とふと考え込んでしまい、検索したもののうまく行き当たらず、問題集やワークなどではもっと桁の多い問題しか出ておらず、そういえば、これまで出合ったことがないよなと。

でも、よく考えたら概数なんだから、もともと1桁のものを1桁の概数にするということがおかしいんだから、そういう問題はなくて当然なのかと自分で納得したわけですが、こんな風に、これまで意識することがなかったこと、ただ問題集などに出てきた問題は解けたけど…というようなことが少なからずあることに気付きます。

私は算数の問題を作りながらそんなことを感じているわけですが、きっと普段の生活の中にも意識しないから自分が知らない、わかっていないということすら気づいていないことは数え切れないぐらいあるんだろうなと、そんなことを思いました。

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