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2017年4月18日 (火)

せめて1、2年の間だけでも…。

今日のレッスンに来てくれた子の中に私立の小学校に通っている子が2人いました。
2人ともまだ低学年で、うちに来てくれるようになってからまだ日が浅い子達です。
その子達を見ていると、なんとも切なく申し訳ない気持ちになることがあります。

どちらの子も礼儀正しく、人の話をきちんと聞くこともできるいい子です。しかし、2人とも、問題を解こうとすると、じっくり考えることをせず、とにかくぱっと答えを書かなければという意識に囚われていることがひしひしと伝わってきます。
習った方法を思い出そうとし、何か答えを書いてみてはマルになるかどうかを待ち、マルにならなければ、だったらこっちか?という感じで答えを書き直す。自分が一体何をしているのかのイメージなど全くできていない様子で、ただ目の前の数を適当に計算している、そんな印象を受けるのです。

公立の学校であれば、子どもの能力のばらつきも大きいので、私立に比べるとまだゆっくりである場合が多いので、低学年のうちからそこまで極端に、考えるよりとにかく答えを…という風にはならない印象もありますが、私立の学校に行っていなくても、プリント反復形式の教室などで大量に計算問題をこなしているような子だと、公立の学校の子でも考えずにとにかく答えを書くという子はいます。

それではその子の役に立たないということを指導者側が知っていれば、こんな状態にならなかったんだろうにと思うと、本当に申し訳ない気持ちになるのです。
そして、その状態になってしまっている子をじっくり考える学びへシフトさせるには、多くの場合子ども自身が苦しく感じる時期を乗り越えなくてはなりません。その子に合わない方法での勉強をさせられていなければ、本来感じる必要のなかった苦労、苦痛を低学年の子に感じさせることも、やはり申し訳なく思います。

たとえ進度重視の私立の小学校であっても、せめて1、2年の間だけでも、ペースをゆっくりにして、子ども達にじっくり考えて理解させる教育をしてもらえないものかと(もちろん、そういう学校もあるとは思いますが。)、ついつい思ってしまいます。

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