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2017年3月 6日 (月)

きっかけ

今日はレッスンがなかったので、遅れがちな教材作成をしていました。
今作っているのは、桁の多い掛け算の筆算や、割り算の筆算あたりなのですが、作る際に気をつけていることのひとつに、文章問題はその単元で習ったことだけ使えば解けるようなものにはしないということと、その時点では少し難しくて解けないかもしれないものも少しだけ入れてみるということがあります。

何を言っているかというと、学校などでは、例えばかけ算の学習をしたら、まとめテストはかけ算すれば解ける問題ばかりというのがよくあるパターンではないかと思います。
問題を作るようになって気づいたのですが、その単元の問題を作っていて、その流れで文章問題を考えると、ついついそれを使って解く問題ばかりを考えてしまいがちになります。
ですので、学校などのまとめテストも敢えてそうしているわけではないのかもしれませんが、習ったことだけを使えば解けるということは、例えば問題の内容を理解していなくても、かけ算の学習をした後なら、出てきた数をかけ算すれば大抵正解になる、わり算を習った後なら割り算をすれば…というような状態だと、実はきちんと理解できていないのにテストでは高得点を取り、先生も親御さんも、できている、わかっていると思ってしまう場合があるわけです。

ですので、足し算しか習っていないときには足し算の問題しか作れないとしても、引き算も習ったら、足し算と引き算の問題を両方混ぜる、更に掛け算も習ったら、足し算か引き算か掛け算かは問題をきちんと読まなければ間違えてしまうような作りに、なるべくしています。

で、今回作った文章問題も、掛け算をしたり、わり算をしたり、時にはただの引き算だったり、何度かいくつかの計算をしなくてはいけなかったりと、色々なものを作ったのですが、その中で、2桁同士の掛け算をした後、その答えを何かで割って・・・という流れで問題を作っていたとき、クラスの人数を決め、それをもとに全校生の人数を求め、そのうち4年生の人数を更に求めるという流れの問題を考えました。

ひとクラスは40人以下で少し計算が面倒そうな数…と思い、37人に設定。小さくも大きくもないぐらいの規模ということで、1学年平均3.5クラスぐらいにするかなぁと、3.5の6倍で21という数を決め、37人の21倍が全校生の数という設定にしました。
適当に決めた数だったのと、いろいろ問題を作っているのとで、ひとつひとつ手計算をすると時間もかかるし、間違えることもあるので、とりあえずそのまま電卓でその掛け算をしてみたところ、「え?」と、答えに目が釘付けに。
再度計算し直しても合っていたので、ちょっとびっくりしつつなんだかハッピーな気分に。(笑)

ここは同じ気分を味わって頂けるかもしれませんので計算の答えは書きませんが、ご興味があれば是非、紙に書いて計算するのではなく、敢えて何も考えず電卓で計算してみてください。(数の感覚に長けた方なら見てすぐ答えがわかってしまうのかもしれませんが…。)

そして思ったのです。そんな答えになるなんて思いもしない答えがパッと出たとき、「うわぁ、おもしろい!」と思えたら、それがきっかけで数に興味を持ち、どんな数を掛けたらどんな答えになるだろう?とか、わり算できれいな数字になる計算はどんなのがあるだろう?とかいうように、数や計算への興味が広がっていくかもしれないなぁと。

子ども達とレッスンをしていると、少なくない子どもが、計算で出てきた数に対して、この答えが一番大きいとか、どれとどれが同じ答えだとか、プリントの中で一番多い答えはどれだとか、そういうことに興味を示すことがあります。
例えば20までのたす・ひくの計算をしているようなときに、何問か同じ答えが並んだら、次も同じ答えになるかな?と楽しそうにしたり、答えの中で5はいくつ、8はいくつ、9はいくつ…7が一番多いから7の勝ち!と、なぜか勝負になったりというようなことがあるわけです。
そんな風に、数を見て、大きいなとか同じ数だなとか感じることができる子達なら尚更、ただの計算問題でも「面白い」答えになることで、よりやる気が出るというようなこともあるんだろうなと。

そんなことも意識しながら、問題を作っていきたいと思っています。

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