« おめでとう。ありがとう。 | トップページ | またひとつステップを上がったようです。 »

2017年2月15日 (水)

小さな感動

ある1年生さんと、今日は長さの学習をしました。
mmとcmの読み方はもちろん、定規を使って長さを測ったこともない子と、本当のさいしょから長さを学習します。
定規を見ながら、1cmがどんな長さなのか、1mmがどんな長さなのかは教えますが、その後は、まずは何も言わず、定規で長さを測ってもらいます。

初めは定規の合わせ方を一度やってみせて、次に少し手伝って一緒に長さを測り、2、3問一緒にやった後は自分でやってみてもらいました。
直線は一度で測れますが、折れ線は何度かにわけて測らなくてはなりません。
初めてにしてはmmの目盛りもかなりきちんと読めていて、それにも感心したのですが、2回や3回に分けて測り、それぞれのcmとmmを合わせて答えを書くようなものも、自分で気づいて正解していきました。

そして、長さを測るプリントの最後の問題は4回長さを測って、それを合わせるものだったのですが、cmの長さを集めると12cm、mmの長さを集めると14mmになるというもので、さて、この子はどう答えるかなと、黙って待っていました。
すると、「え~っと、センチのとこ合わせたら12…」そう言った後少し黙り込んでしまいました。何か言いたそうにしているのはわかりましたが、困っているのかどうかはわからないような表情です。
「全部合わせていいの?」というような質問をされたので、その子がそれぞれ測ってメモをした長さを4つ紙に書き出して、「これとこれとこれとこれで何センチ何ミリかってことよね?」とだけ言うと、聞きたかったことは解決したようで、またしばらく考えた後、「センチは12だけど、ミリが5と5で10だから、13センチ4ミリ?」とその考え方で合っているのか少し不安そうに尋ねてきました。

ここまでの間に1cmは10mmだと私は教えていませんし、彼がそれを知っていたわけでもありません。定規で長さを測りながら、目盛りを見ていただけなのに、彼自身がそのことに気づいたのです。
もしこれが、私が先に「10mmになったら1cmと交換してね」などと先に言ってしまっていたら、彼自身が気づくチャンスも、私が感動するチャンスも失われていたでしょう。

もちろん、誰もが気づくわけではありませんから、気づかず「12cm14mm」などのように書いてしまう子がいれば、そこで初めて定規でその長さがどこか指してもらうなどして、子ども自身に気づいてもらえるように持って行くことになるのですが、今日の彼にもその助けが必要かなと思ったりしていたので、嬉しい驚きでした。

少しずつ確実に力をつけているんだなぁ、成長しているんだなぁと思う瞬間は、本当に大好きです。

|

« おめでとう。ありがとう。 | トップページ | またひとつステップを上がったようです。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小さな感動:

« おめでとう。ありがとう。 | トップページ | またひとつステップを上がったようです。 »