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2017年2月24日 (金)

気づいてない子も多いんだろうな。

小さい子達とレッスンをしている分には、ちゃんとわかっていなければ、答えが合っているだけではよしとしないので、ここに来ている小さい子ども達にとっては、考えること、意味が分かること、何をしているのか理解していることはほぼ当たり前なのですが、これが高学年や中学生、高校生になって来ると、ここで一緒にレッスンをさせてもらうまでの積み重ねや、ブランクがあった時期に通った受験塾などでの経験で、考えること、わかることがどういうことなのか、よくわからなくなっているように感じる子達がいます。

例えば、簡単な例でいえば、10人のテストの平均点を求めなさいと言われたとしましょう。
「平均の求め方は、全部を足して、足したものの数で割るんだな。」と「わかって」いるとして、これで本当に平均についてわかっているのかはわかりません。

平均の求め方を知っている、覚えているということはできますが、全部を足して、それを足したものの数で割ったら、それはひとりひとりのテストの点がどういう状態になっていて、平均点というのは何なのか、例えばですが、10人のテストの点の棒グラフをイメージし、平均点はその棒グラフの凸凹を「平らに均(なら)す」ことなのだとわかっていれば、これはある程度しっかり理解できていると言えるでしょう。

むしろ、棒グラフの凸凹を均すというイメージができる子なら、平均の出し方を公式などで覚えなくとも、自力で解くこともできるかもしれません。

公式を使えば解ける。公式はきちんと覚えている。
そういう段階なのに、「理解できている」と思っている子が、世の中には少なからずいるのではないかなと、高校生の子とレッスンをしながら感じました。

私はめんどくさがりの上に、最近は丸暗記が昔以上に苦手になり、機械的に覚えていることは全く自信がありませんので、とにかく意味を理解しよう、公式などを見る前に解けないか考えてみようとするようになりました。

数Ⅰだったのに数Ⅰではなくなったり、中学校に降りたのに、また高校に戻ってきたり、その逆になったりというような単元がいくつかありますが、「相関係数」というのは以前数Ⅰをしたときには数Ⅰの範囲にはなく、今は数Ⅰの範囲に入っているため、過去の記憶はなく、1から学び直しとなりました。
しかし、やたらと難し気な用語やめんどくさそうな公式が並んでいて、体が拒否反応を示します。しかし、何をしているのか、具体的な問題と解答解説を見ながら読んでいくと、なんだ、これはただの平均のことか、そうか、こういうことを相関係数と呼ぶのか…と意味がわかりました。

もし、それをせず、書かれている公式に数を当てはめれば、もちろん答えは出てきます。テスト前などに公式を覚え、とりあえず答えを出して乗り切るということもある程度可能でしょう。でも、それでは自分にとって何の力にもならないわけです。
そこの違いをきちんと意識している、気づいている子はどのぐらいいるんだろうなと思います。もしかすると、指導者側にも気づいていない方が少なからずいるのかもしれませんが…。

それに気づいて、意味を理解しようと努めることで、勉強が面白くなることってきっとあると思うので(もちろん、教科や内容によっては興味が持てない、好きになれないというのは人それぞれあると思いますが)、ひとりでも多くの子が気づいてくれたらいいのになと思います。

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