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2017年2月 2日 (木)

どこがわからないのか

子ども達とレッスンをしていると、未だに想定外のことはよく起きますし、そのたび私も新たな発見をします。
以前通ってくれていた子は数の大小の学習で、どちらが「多いか」聞かれたらすんなり答えられるのに、どちらが「大きい」かを聞かれると意味が分からずできなくなってしまうというようなことがあり、さて、どう理解してもらうかなと頭をフル回転させました。

今日のレッスンでは、「~時前」「~時すぎ」の学習で、時計の長針がどうなっている場合が「前」でどうなっている場合が「すぎ」なのかを理解してもらおうとしたところ、なぜかなかなか噛み合わないということがありました。
普段も、問題を理解するまでに少し時間がかかるタイプの子なので、何度か繰り返したらわかるかなと、時計の教具を見せながら、針の位置を見てもらい、初めは私が言い、何度か繰り返してから子どもに尋ね、としていったものの、なぜかその時刻になる前か、なった後かを答えられるようになっても、例えば5時前という答えの場合「5時になる前」と答えられるのに、それが5時前か5時過ぎかで迷うというような感じのことが何度か繰り返されました。

これはもしかして「前」と「過ぎ」自体を何か勘違いしているのではないかと思えてきたので、紙に数直線のようなものを描いて、この位置にいたら前なのか後なのか(例えば6と7の間で7の少しだけ手前のあたりを指し、それは7の前なのか後なのかを尋ねるような感じで)尋ねると、それは迷わず「前」と答えられます。
そこで、今度は線を曲線に変えて、文字盤のように数字をいくつか書き、同じことを尋ねたところ、前か後か迷わなくなりました。
この子の場合、はっきりわかっていない間は「前?過ぎ?」というように、こちらに尋ねてくるような感じになることが多いのですが、絵を見て答えられるようになったところで再度時計の教具に戻り、短い針を見てもらって答えてもらうと、今度は連続で正解するようになりました。

この状態になれば大抵この子は大丈夫なので、プリントをしてみてもらったところ、ほぼ迷うことなく正解が続きました。

いつでも必ず突き止められるとは限りませんが、とにかく子ども達の表情がスッキリしていないときには、どこで詰まっているのか、できる限り突き止めるよう心掛けています。
大人にとっては当たり前で想像もしないようなことで引っかかっていることもありますから、そういう場面に出合うたび新鮮な気持ちになり、またひとつ勉強させてもらったなと思います。

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