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2017年2月18日 (土)

どれだけ伝わるかわからないけど。

教室で子ども達とレッスンをしているとき、まあ、普通の大人、一般的な指導者は、こんな小さい子どもに向かってこんなこと言わないんだろうなと思ったりしながらも、それでも何か伝わってほしくて、色々な大事なことを話します。

放っておいてもじっくり考える子、楽しそうに取り組む子はよしとして、うちに来てくれるまでに別の教室や学校などで速くすることを求められ、ゆっくり落ち着いて考えることがしづらくなっているような子や、自分が書いた答えに自信がなくて、合っているかどうかこちらの顔をチラチラ見てくるような子などには、レッスンを通して、本人が何かを感じてくれるよ働きかける一方で、必要であれば、少しでも何か伝わればと思いながら、真剣に話をしたりします。

つい先日、小学校受験もして私立小に通っている2年生さんが通ってくれることになり、初回のレッスンがありました。恐らくこれまで速くすることを求められてきたんだろうなという感じで、計算問題は反射的に答えを書くものの、問題によっては答えが合っているのかどうか不安そうにして、私がすぐにマルをしなければ答えを消そうとしたりもしました。

そこで、きっとこれまでは速くしなさいと言われることが多かったと思うけど、ここでは速くしなさいとは言わないから、慌てなくていいよと伝え、「速くしなくていいって言われたことないよね、きっと。」と言うと、こくりと頷きました。
「なんで速くしなくていいって言うと思う?」と言うと、不思議そうな顔をして、なぜかわからない様子です。

そこで、速くしようと思うと大人でも考えられなくなるということを例を挙げながら話し、また、そうやって急いで計算しても、自分が出した答えが合っているかどうか全然わからなかったら、マルをもらっても別に嬉しくないよね?というような話もしました。

そして、その子のことではなく、これまでにそういう子がいたという話として、答えを書いても自信なさそうにしている子に、答えが合っているのにマルをつけないでいると、答えを消して書き直す子がいるのよという話をしました。
「合ってるのに、マルがもらえないから消すってことは、それが合っているかどうかわかってないってことよね?もし、1+1=2って答えを『それ、間違ってるよ』って言われたら、答え書き直す?『2で合ってます』とか、「先生が違ってます』とか言うよね?それはその答えが合ってるって自信があるからよね?」というような話をしました。

よくわからないけどとりあえず答えを書いて、マルかどうかは人に委ねるというのは、全く自分の身になる学びにはなりません。もちろん、まだ学習して日が浅いことなどは絶対の自信は持てないとしても、少なくとも、大体このぐらいになるはずだとか、何度考えてもその答えになるから合っているはずだとか、何らかの「これでいいはず」と思えるものがあれば、マルをもらったとき、少しは嬉しく感じられるのではないかと思います。

たとえ相手が1年生だろうとも、適当に答えを書いてこちらの様子を見てくる子に私がよく言うのは、自分でちゃんとわかってないのにマルになればいいんだったら、答えを教えるよ。それでマルをもらってもおんなじでしょ?というようなことで、もしそれを言って「じゃあ答え教えて」という子がいたら、その子は少なくともその時点ではその学習に全く興味がないとか、その学習が嫌いだとかいうことかもしれませんから、その場合はまた何か違うアプローチなり、今はそれをしないなりを考えなくてはならないだろうと思います。
ですが、それを言って答えを教えてと言われたことは今のところはなくて、小さい子達なりに何か感じてくれている、何かわかってくれたということなのかもしれないなと思っています。

もちろん、小さい子達だと伝えたいことのどれだけが伝わるかもわかりませんが、それでも、大事なことはきちんと言葉にして伝えたいと思います。

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