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2016年12月15日 (木)

涙が出そうになりました

歳と共にどんどん涙腺が弱くなっている気はしていますが、今日はあるレッスンで思わず涙が出そうになって、いかんいかんと必死で我慢しました。

これまで何度か書いている、算数で苦戦して夏頃から通ってくれるようになった1年生さん。その子なりにじわじわ変化は見えてきていて、来てくれた頃と比べると、できるようになったことは随分増えました。
今では少なくとも算数に関しては、少し苦手か平均的かというぐらいまでになってきていたように感じていました。

ただ、まだ弱いところもあって、そのひとつに色板など、形を合わせるようなものが、こちらから見れば絶対それはそこには合わないでしょう?と思うようなものを合わせてみて、合わなくて違うものに変えてみるのに、そのうちまたそれを握って同じように置いて、やっぱり合わない…というようなことになることも珍しくありませんでした。

そして、今日のレッスンでは最初に色板の課題があり、1枚目は比較的簡単なものだったので、すんなり完成させてくれたものの、2枚目は、図形がやや弱い子であればほとんどの子が一度で合わせられることがない形を含んだお手本だったので、内心、きっとこの部分は苦戦するだろうなと思いながら見ていました。

すると、初めはその部分を見たものの、一旦保留にして別のわかりやすいところを作って、再びその部分を見つめたかと思えば、ゆっくりと手が正しい形の板に伸び、ゆっくりとではあるものの、一度でばっちりその部分に置くことができました。
それだけでもかなり驚きと感動があったのですが、そんなことで驚いては失礼かもと、黙って様子を見ていると、結局全くノーミスで(形を置いたのに合わずに交換するということなしに)完成させることができました。

その姿を見て、ああ、こんなにも成長しているんだなと思ったら、思わず涙が出そうになって、でも、それで突然私が泣いたら、その子を驚かせてしまうと思って、ぐっと我慢しました。

その後も今日はずっと、え?こんなにスラスラできるようになったの?こんなに考えられるようになったの?新しいことなのにすぐにわかった!!と、とにかく驚きと感動の連続で、何かひとつ壁を越えたように感じました。

レッスン後、今日本当にすごかったということをお母さまに伝えたところ、お母さまが「最初は、自信がなくて合ってるかなってちらちら先生の顔みたり、私の顔みたりしてたのに」とおっしゃるのを聞いて、ああそうだった!と。
いつの間にかあの自信なげな表情でちらちらこちらの様子を伺い、答えが合っているかどうか探ってくるような仕草をしなくなったなと思ったら、また嬉しくて泣きそうになりました。

子ども達はみんな、その子なりに一所懸命がんばって考えて、わかった!という経験を積み重ねていくことで、こうやって変わっていくんだなと、本当にありがたい、幸せな仕事をさせてもらっているなと。
特に私は自分の子どもを育てたことがありませんから、こうして色んな子どもの成長を目の前で見られることを、本当に幸せに思います。

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