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2016年12月28日 (水)

気をつけなくちゃ

冬休みになって間もなく、1日で冬休みの宿題を全部終わらせてしまい、次の日には、冬休みがあるのでいつもより多めに出しておいた教室の宿題も終わらせてしまったので、何か宿題を出してほしいと、ある1年生さんのお母さまから連絡をもらいました。

教室に来てくれるまではおうちで勉強するにも結構大変だったというようなことを伺った記憶もあった上、教室に来てくれ始めた頃のことや、普段のレッスンの様子などから見て、学校の宿題の内容はわからないものの、多めに出した教室の宿題を1日で終わらせたということに私もびっくりして、もしかして一気にブレイクスルーしたのかしら?と、今は勉強したくて仕方ないとかになったのかもと勝手に感激してしまいました。

そこで全部終わらなくてもいいから多めに宿題を用意しておこうと、結構な量のプリントを用意して待っていると、お母さまと一緒にその子本人も来たのですが、なぜか表情が冴えません。
どうしたのかなと思ったところ、宿題をもらいに行くと言ったら嫌がって、軽く口喧嘩のようになってしまったのだと。

それを聞いて、ああ、そうだったのか!と。
普段のその子にしては驚くぐらいがんばって宿題に取り組んだとの報告で驚きと嬉しさが先立ってうっかりしていました。その子は冬休みの宿題をさっさと終わらせて、後は思う存分遊びたかったようなのです。
まだ1年生ですし、夏休みは長い上に、まだ恐らくスラスラ宿題をやり進めるのは難しかったのではないかとも思うので、その子にとってもお母さまにとっても、そして、その子と出会ってからの私にとっても、一気に宿題を終わらせたという出来事が恐らく初めてだったこともあり、大人の側は、すごいな!じゃあその調子で!!と思ってしまったので、その子が嫌がらなければ、大きなミスを犯すところでした。

私自身長らく意識したことがなかったのですが、あるとき有名な小学校の先生が、子どもががんばって宿題をさっさと終わらせたら、早く終わったからじゃあこれもできるねというような感じで追加され、結局本来やるべき量を終えてもそれ以上させられることは少なくないが、それを繰り返されるうち、早く終えても終わらせてもらえないんならと、子どもは宿題をダラダラ時間をかけてやるようになることがあるというようなことを言っておられて、目から鱗が落ちました。

私は自分の子どもがいないので、我が子にそういうことを言う機会はありませんが、塾講師だった頃や教室を始めてからも、そういう心理に気付かず、早く終わったら次の課題を与えるというようなことをしていたかもしれません。
その先生の言葉を知ってから、なるべく気をつけるようにはしていたのですが、今回危うくやらかすところでした。

もちろん、子ども自身が楽しんでさっさとやり、もっとやりたいというのであれば、そのときには新たに課題を与えてあげればよいのだと思いますが、そうでなければ、やるべきことはやったのだから、後は子どもの自由時間にしてあげるべきだろうと思います。

今回は、まだ1年生で宿題がなぜ出されているかもよくわかっていないかもしれないことと、これで本当に2週間近く勉強せず遊んでしまったら、できるようになったことが全部抜けてしまう可能性も0ではないことが気になったので、宿題をする前に言えたらよかったんだけどと断った上で、人はしばらくしないと忘れてしまうものなので、冬休みの間もう勉強しなかったらできるようになったことを全部忘れてしまうかもしれないことや、全部一度にしてしまうのではなく、半分ぐらいを終わらせて、残り半分ぐらいは3学期が始まる前に忘れていないか確かめるためにするようにしたらよかったねというようなことを話し、今回はがんばったのだから、遊びたかったら遊んでもいいと思うし、それで3学期になって「ああ、忘れちゃった!」と思ったらまたがんばってもいいし、もし1日5分でも忘れていないかちょっとだけ確かめてくれるならそれもいいと思うし、自分がしたいと思うようにしたらいいと言って、どうするかは親子さんに任せることにしました。

その子は少し迷ってプリントを手に取ったので、全部しなくてもいいし、やりたくなかったらやらずにそのまま持ってきてもいいからねと言っておきました。

ご家庭でお子さんに宿題などをさせる際、早く終わったからと言って無条件に追加するのは気を付けて頂いた方がいいかもしれません。
早く終わっても決めた時間までは勉強をさせるということであればそれを最初に言っておくといいかもしれませんが、それだと早く終わらせられることでもダラダラやるという子もいるかもしれないので、そこはお子さんの性格も含めて見て頂く方がいいかもしれません。
他方で、早く終わったら自由時間にしていいと言ったら、とにかくやっつけで終わらせてしまうような子もいるので、そのタイプの子にはやり終えた後、やった内容に目を通し、きちんとやっていれば自由時間にするというようなことをした方がいいかもしれません。

結局はお子さんの性格やその日のコンディションなどを見ながら、がんばったことはきちんと認め、やる気を削がないよう気を付けていくということなのだと思いますし、その判断もなかなか難しいところもありますが、以前の私のように気づかずに課題を増やすというようなことをしておられる親御さんもおられるかもしれませんので、ご参考までに。

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