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今日のあるレッスンでのこと。
なかなか算数のセンスもよく、今日のレッスンも順調に終えた1年生さんに、最後にある問題をしてもらっていました。
普段その子がしている問題からすると簡単すぎるぐらいの問題だったので、「読めないところがあったら言ってね」とだけ言って、問題を考えてもらっていました。
すると、ある問題ができたというので見たところ、全く想定外の答えが書かれていました。

問題はこれだったのですが、左から順に2,3,6,5,4,1と書かれていました。
へ???
それを見て、あまりにも意表をつかれたのと、その子は時々とてもユニークな発想をすることがあるのとで、咄嗟に「自分の好きな順に書くとかじゃないよ?」と言ってしまったのですが、「うん、そんなんしてないで。」としれっと答えます。
表情を見る限り、ちゃんと考えた答えのようです。
どういうこと??と頭の中であれこれ考えつつ、そういえば先日も別の1年生さんがその問題で不思議な答えを書いたことがあったなと思い出しました。その子が書いた答えは覚えていなかったものの、その子とは何度か実際にものを使ってやり取りした結果、ちゃんと答えられたので、何か勘違いしていたんだろうなと思っていました。
しかし、2人目ですから、どう考えたのか気になります。
とりあえずは意味を勘違いしているのかもと、本を何冊か重ねて一番上の本を指さしてもらったりしたところ、それは全く迷いません。
そこで、類題としてもう1問、色の異なる紙テープが重なっている絵を見て同じように順番を書く問題をやってみてもらったところ、なぜかこちらは全く問題なくすんなり解きました。
むむむ…一体なんだ?と思ったときふと1と書かれた形が飛び出していることに気づき、図を見直すと…。
!!!!!
「もしかして、上に飛び出てる順に書いた?」
「うん、そやで。」(きっぱり。)
隣にいたお姉ちゃんも一緒に大笑いしてしまいましたが、そうか、そういう勘違いだったのかとスッキリしました。
そして、そういえば以前思ったことがあるなと、思い出したことがあります。
幼児さん向けの教材の中に、2つの絵を見くらべて、どちらが大きいかとかどちらが長いかとかを選ぶようなものがあるのですが、その2つの絵が、例えば片方は黒髪でおかっぱ頭の女の子の肩から上あたりが描かれていて、もう片方は金髪でロングヘアの女の子の肩から上あたりが描かれているものを見比べ「どちらが長いか」と問われて、金髪の方を選ぶというようなものがあるのです。
ほかの条件が全く同じで(例えば、黒髪のおかっぱで同じ服装の女の子の髪がそのまま長くなったような2つの絵というような感じで)比較するのであれば、違うのは髪の長さだけですから、迷うことはないと思うのですが、ほかに何も条件を与えず、ただ「どちらが長いか」と問い、描かれている女の子は違う女の子、着ているものも違うものとなれば、子どもによっては何を比較するのかわからなかったり、目の長さや鼻の長さなどを比べようとしたりしてしまうことはないのかなと。
一緒にレッスンをさせてもらった子達でその類の問題で困った子はいなかったのですが、例えば発達上の困難があるような子で、何か一つのことが気になるとそこにばかり視線が行ってしまったり、ほかの人はあまり気がつかないようなことに目が向いたりしがちな子にとっては、とても難しい問題だったりするのかもしれないなと。
上述の問題も、文章の表現を変えれば、今日の子のような勘違いをせずに済む方法はあるかもしれませんが、紙を重ねた状態で「上から」と言われれば、書かれていなくても「重なっているものの上から」という意味だと読み取る力は必要になってきます。
でも、そういう力はどんな風にして育っていくものなんだろうなと、ふと気になった出来事でした。
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