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2016年11月 3日 (木)

きちんとわかるまで

算数で苦戦して、うちに来てくれるようになり、その子なりに本当によくがんばってくれている1年生さんとのレッスンでのことでした。
その子なりにできることも増え、がんばっていることもひしひしと伝わってくるものの、まだまだ何か思いがけないところで行き詰ったり、推測がつかないような間違いをしたり、予想外の反応をしたりということが時々起こります。

今日はレッスンの終盤に頭の体操系の問題を考えてもらうとしたときに、私にとっては想像の域を超えたことが起こりました。

問題は、6つの形のカードが重なっている絵を見て、上から順に番号を書くというもので、例えば、星形の上に円が少しのっていて、その上に正方形がのっていて・・・というように6つの形が一部分ずつ重なっている絵を見て、上から順に1、2、…とかいていくというだけの問題でした。

一番上の形は何も重なっていないので全部見えていますから、さすがにこれまで一番上を間違えた子は記憶になく、問題を一緒に読んでから、確認のつもりで「一番上にのってるのはどの形?指で押さえてくれる?」と言ったところ、上から3番目の形を押さえました。

ん?どういうことだ??と思いながらも、もう一度問題を確認し、全部でいくつの形が重なっているかも確認した上で、今度は「じゃあ、上から順に1、2、3、4、5、6って押さえてくれる?」と言ってみたのですが、やはり一番上のものを最初には押さえてくれません。

何をどう勘違いしているのかわからなくて、色の違う折り紙を5枚、少しずつ重ねた状態にしてから(重ねる順を見せないようにして)、机にのせて「一番上の紙を押さえてくれる?」と言ったところ、なぜかそれも一番上ではないものを押さえました。

??????????

そこで、本を3冊、ずらさずにぴったり重ねた状態で、「3冊本があるけど、これの一番上はどの本?」と尋ねたところ、ぴったり重なっているので、それは迷わず一番上の本を押さえてくれました。
そこで、3冊の本の順を入れ替え、本を少しずつずらした状態で再度見せてから、「これの一番上はどの本?」というと、またちゃんと一番上の本を押さえてくれました。

そこで、「うん、そうそう。じゃあ、この折り紙はどれが一番上?」と先ほどおかしな反応を見せた折り紙にもう一度戻ったところ、今度は一番上の折り紙を押さえてくれました。
そこで、5枚の折り紙を上から順に1、2、3、4、5と押さえてもらったところ、それもきちんとできました。

そこまでして、もう一度問題に戻ったところ、「ああ、そういうこと?!」と言って、すいすい問題を解き始めました。

本人に聞いてもどう勘違いしていたのかうまく説明できないようだったので、私もその子が何をどう勘違いしていたのかわからないままではありますが、きちんと意味が通じて問題を解いてもらうことができ、ひと安心しました。

子ども達とレッスンをしていると、時々このように、全く想定外の反応が返ってくることがあります。たまたま何かおかしいスイッチが入っているだけということもありますが、問題を何か勘違いしていることもありますし、当然わかっているだろうと思っている言葉の意味がわかっていないような場合もあります。

ですから、そういうときに「とにかくこれはこうなの!」というように押し切ることはせず、その子がちゃんとわかるまで、きちんと最後まで向き合うよう、心がけています。

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