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2016年11月21日 (月)

興味が持てるかどうか

子ども達とレッスンをしていると、改めて強く感じるのは、何かができるようになるかどうかは、かなりの部分、それに対して興味が持てるかどうか、好きかどうかにかかっているのではないかと思います。
もちろん、持って生まれたと思える能力差などもありますので、好きだからといって誰も好きなことに対してずば抜けてできるようになるということはないとは思いますが、好きでなければ、興味がなければ、なかなかできるようにならないのではないかと思います。

もちろんこれは勉強に限ったことではなく、スポーツでも芸術でも、そのほかあらゆることに対して言えることだと思います。
好きであれば一度やってうまくいかなくても何度でもチャレンジし続けられるかもしれませんが、嫌いなことを何度もやってみようと思う人はまずいません。嫌いなのに何度もするというのは、何らかの強制力が働いているかような場合が多いのではと思いますが、そういう場合、努力に比べて成果があまり出ませんから、尚更やりたくなくなるということが往々にしてあるだろうとも思います。

今日は振替で中学生の子とのレッスンがあったのですが、試験前で作図が試験範囲になるとのこと。おさらいを兼ねて問題をやってもらったのですが、元々図形があまり好きではないその子は、過去に教室で一緒にして、その後学校でも最近習い、再度ここでやっているというのに、当てずっぽうでコンパスを使い、なんか違いそうだなと思ったら別の方法、見た感じ合っていそうなら(それが間違っていても)それでOK…そんな状態でした。
ほんの数分前似たような問題があり、そこでどうしてそれをするか確認したものでも、また全然違うことをしようとしたりします。

でも、この子は数学が苦手なわけではなく、単元によってはかなりよくできますし、中間試験でも、苦手な子が多いと思われる応用問題などもしっかり得点していて、むしろ女の子としてはかなり数学ができると言っていい子なのです。
それがこと図形になると、明らかにモチベーションが低下し、どういうものを描かねばならないのかをろくに考えず、自分の作図でどういうものが描けるのかにも興味がなく、とりあえずそれっぽいものが描けたらいいやと思っているんだろうなということが伝わってくるのです。

中1の作図は、垂線、垂直二等分線、角の二等分線ぐらいしかなく、後はそれをどう使うかだけですから、与えられた問題でどこにどんな感じの線を引きたいのか、どの辺に中心がくるはずかなどをまず考え、この辺りだったらその3つのうちこれを使えば描けそうだなと見当をつける。
それでかなりの問題は解けるはずなので、もしその子が多少なりとも図形に興味があり、ちょっと考えてみようと自ら思ってさえくれれば、絶対もっとできるはずなのです。

どうすれば興味を持ってもらえるか、子どもに興味を持たせることができれば、それについて学ばせることなどとても容易いことだろうと思います。
私自身、好きな教科や単元はできるけど、嫌いなものは最低限しかできないという(最低限の努力しかしなかったので…。)子ども時代、学生時代を過ごしたので、嫌いなもの、興味のないものに対して、どうすれば興味が持てるのか、何かいい方法があるなら是非知りたいと思っていますが、その一方で、恐らく子どもだけでなく大人でも、結局は自分が好きなこと、得意なことなら頑張れるというのは同じですから、もっともっと、その子その子の得意を伸ばす、好きなことを伸ばす、そういう教育が一般的になっていけばいいのになと、そんな風にも思います。

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