« 焦らず一歩一歩 | トップページ | この子のスイッチ。 »

2016年10月14日 (金)

「変な顔」

子ども達とレッスンをしていると、表情を見ただけで、「あ、今なんかおかしくなってるな」とか、「頭働いてないな」とかわかることがあります。
その顔になると、問題を変えたり、立ってちょっと体を動かしてもらったり、何らかの働きかけをするのですが、それですぐ戻ることもあれば、まだダメなこともあります。

今日のレッスンで、スタート時点では絶好調だった子が、突如「変な顔」になり、案の定、全く解けなくなりました。
学年を考えるとかなり骨のある問題ではあったので、実際に手を動かしてもらったり、紙や定規を渡したりして、あれこれ働きかけたのですが、顔つきが一向に変わりません。

それでも少しずつ進んでいたものの、おかしくなってからの3問目。長さのおさらいの問題で、文章問題の答えに「76cm20mm」と書いたので(それまでに1cmや1mmは定規で確認したり、計算式だけの長さの計算を終えたりした後でした。)「考えたことはあってるけど、その答え方じゃマルできないわ。」と声を掛けました。

しかし、いつまで経っても78cmに直せないようだったので、mmの目盛りがついた巻き尺を渡し、どこか76cm20mmか押さえるよう声を掛けました。もちろん、そうすれば気づいてくれると思ったからです。

それでも、待てど暮らせどここだと言ってくれず、76cmを出した後、ずっと巻き尺を眺めて「変な顔」をしたままでした。どう声をかけても、巻き尺を使って確かめてもらってもダメだったので、ちょっとドアまで歩いてくるよう促したものの、表情は変わらず。
「まだ考えられてない変な顔のままやからもうちょっとちゃんと動いてきて。」と声をかけたところ、一緒にいた子達がその子の顔を見て、「ほんま、変な顔!」と。

ひとりはその子の兄弟なので、普段の生き生きした表情と全く違うことが見て取れたのだと思いますが、もう一人の子は、実はその子もしばしば「変な顔」になって思考が止まってしまうことがある子だったので、「今、見てわかったよね?いつもと違ってぼーっとした顔してたでしょ?」というと、笑いながら「うん!」と答えたところで、「○○ちゃんもおかしくなってるときはあんな顔してるんよ。」と言うと、「え~、うそぉ」とまた大笑い。

でも、新鮮だったのは、頭が回っていなくて無表情のようなおかしな顔つきになっているときには、小さい子達が見ても、普段と違うな、何かおかしいなとわかるのだなということでした。

子どもが見ても感じるのですから、大人はしっかり子どもの表情を見ていれば、その子がちゃんと考えられているか、頭が働いているか、ある程度正確に見分けられるものなのだろうと思いますので、もしおうちで宿題などを一緒に見られることがあれば、是非時々、手元ではなく表情に目をやってみて頂けたらと思います。
(ただ、集中して考えているときに、傍から見ているとぼ~っとしているように見える場合がありますので、それはちょっと判断が難しいところですが。)

|

« 焦らず一歩一歩 | トップページ | この子のスイッチ。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「変な顔」:

« 焦らず一歩一歩 | トップページ | この子のスイッチ。 »