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2016年9月20日 (火)

色々考えさせる

今日のあるレッスンで1年生さんと3つの数のたす・ひくをしました。
既に100までの繰り上がり・繰り下がりの計算ともかなりしっかりできるようになり、どんな問題も落ち着いてじっくり考えてくれる子なので、3つの数のたす・ひくももう少しつっこんで考えてみてもらうことにしました。

以前3つの数の計算をしたとき、「80-15-15=」のように、二度ひき算をするようなものは、こちらが何も言わなくても、その子自身がまとめて取るということに気づいていたので、それとは違うものについて、この子が気づくかどうか尋ねてみました。

「27+39-28」

この問題であれば、何も言わなければ27と39を足してから28を引くことになるので、足し算で繰り上がりがあり、引き算で繰り下がりがあると、面倒な計算をすることになります。
しかし、27と39があって、そこから28を取るのであれば、39から28を取って27と合わせるようにすれば、引き算は繰り下がりがなく、足し算も繰り上がりがなくて済みます。
更に、27から28を取ろうと思ったら1取れないと気づけば、39から1を取って「38」となります。
気づくことができれば、3つめの考え方が一番あっさり答えが出せるでしょう。

普通に前から順に計算をしてもいいのだという前置きをした上で、27と39を教具で見せて、ここから28を取るにはどうしたら簡単に出来そうか尋ねてみたところ、その子は「先に39から28を引いて、それを27にたす」と答えることができました。

次に「22-14+37」についても、教具を見せながら工夫できないか尋ねたところ、先に22と37を合わせて、それから14を引くとのこと。確かにこれは22から14を引くには繰り下がりになりますから、先に足し算をした方が簡単です。

更に「32-16+39」はどうか尋ねてみました。
これは形としては先ほどと同じですから、同じように言うかなと思い、「さっきと同じような式だけど、さっきと違う仕方できる?」と声掛けをして待っていると、「これは39から16引いて、それから32と23をたす」と、ちゃんと気づくことができました。

もちろん、全部前から順に計算をしても何も問題はありませんし、問題ごとに時間をかけて考えるぐらいなら、さっさと前からやればいいというご意見もあるかもしれません。
ただ、式全体を見渡し、ここの計算を先にした方が簡単そうだなというような感覚を養うことは、長い目で見ればとても大事なことだとも思うのです。

算数が苦手な子、あまり興味がない子などは無理をしなくてもいいと思いますが、算数が好きな子、量の感覚があるような子には、ただの計算式でもあれこれ考えてもらうことが、力をより高めるのに役立つのではないかと思います。

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