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2016年9月26日 (月)

気を利かさない

今日は久しぶりに「私ゴミ箱じゃないよ~」と子どもに言いました。
個人的には子ども達にかしこまった口調でしゃべってほしいなどとは思っていませんし、常に国語的に正しい言葉遣いをしなさいなんてことも言いません。
レッスン中は私自身も、敢えて子どもと距離を近づけるために砕けた言葉を使うことも少なからずありますが、時々わざと「いじわるババア」のようなことを言うことがあります。

小さい子達で時々あるのが、ゴミを捨てたくて、ゴミ箱を取ってもらいたいようなときに「先生、ゴミ箱」まで言って止めてしまうということ。ゴミ箱に限らず、消しゴムや鉛筆、定規などの場合もありますが、取ってほしいとか貸してほしいとかいうようなときに、述語を言わずに終わらせるというようなことは少なからずあります。

個人的には私に向かって「取ってください」とまで言わせたいとは思っていませんが、「取って」という言葉は言ってもらいたい。そういうことを意識させることで主語や述語を意識することにつながっていくようにも思いますので、子どもが言いたいことはわかっていても、敢えてたまに「私はゴミ箱じゃないよ」だの「鉛筆がどうしたの?」だのと答えます。

今回も、その子は私にそう言われたのが初めてだったこともあり、笑いながら、「そうじゃない。(私がゴミ箱だという意味ではない。)ゴミ。」と小さなゴミを見せてきます。でも、そこではまだゴミ箱を差し出してはいけないのだと思います。
できることならそこで、「うん、ゴミやねぇ。」ぐらいにとぼけて、なんで通じないのよ~!ぐらいの気持ちになってもらうのがいいのだろうと。

子どもの言うことは、多くの場合、述語がなかったとしても、国語的に何か間違っていたとしても、大抵大人は察することができます。
わかっているのに答えてあげないのは意地悪をしているような気持ちにもなりますし、ご家庭では忙しいときなど、さっさと必要なものを取って渡した方が時間短縮もできるのかもしれません。
でも、子どもに対しては必要以上に察したり、気を利かせたりせず、自分の言いたいことをきちんと言わせる機会を作ってほしいと思います。
そういう積み重ねも国語の力を伸ばすためには大事なのではないかと思っています。

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