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2016年9月17日 (土)

最初にきちんと理解させる

今日のレッスンで、ある子と計算のきまりや工夫を学習しました。
まだ3年生なので、学校では結合法則とか分配法則とかいう言葉を習うことはありませんが、計算の工夫として、結合法則が出てきました。

プリントに例として

34×18+66×18=(34+66)×18

このような式が出てきたのですが、これは学年が上がって分配法則・結合法則を習うときにも普通に出てくる式ではないかと思います。
計算の意味を理解している子であれば、この式を見ただけで、「ああ、そうか」と思うこともあるかもしれませんが、多くの場合は書かれているものを見て、真似て問題を解くことになるように思います。

これを3年生や4年生で初めて一緒にするときに説明を読んでまずやってみてもらうと、プリントの式は見たものの、例えば下のような問題があったとして

17×8+33×8=(17+33)×□

この□に「64」や「16」と書いてしまう子が少なからずいます。
ここで、「そうじゃないでしょ、さっきちゃんと読んだ?」などと見直しをさせることもできると思いますし、「ちゃんと覚えなさい」とただ覚えさせることもできるかもしれません。
でも、式の意味に気付けていない子達にそれをさせても、あまり意味がないように思いますので、教室ではそうは言いません。

たとえ面倒でも、こういう場合は紙を渡して、上の例であれば17と33をそれぞれ8回ずつ書いてもらいます。
それから、「これ(式の左辺)はこのことよね?」と今書いてもらった17と33各8回分を指します。
それまでも掛け算の意味はきちんと理解していますから、それに関してはほぼみんなすんなり頷きます。
その後、17と33各1個を線でつなぐかぐるっとマルで囲むかして、「17+33」はそのことだということも確認します。

そこまですれば、ほぼみんな間違いに気づいて正しい答えを書くことができますが、まだピンとこない子には17と33のペアを作っていってもらい、ペアがいくつできるか確認すれば気づいてくれます。

回りくどい作業のように思われるかもしれませんが、目で見て、実際に意味を理解してもらうことで、その後そういう問題が出てきたときに、自信をもって答えられるようになることが多いです。

何もかも最初にきちんと理解させるのは難しい場合もありますが、可能な限り、ただ機械的に覚えさせることはせず、最初に意味を理解させるようにすると、それは子ども達にとって記憶にも残りやすく、本当の力にもなるのではないかと思います。

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