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2016年8月 2日 (火)

空想のお話

今日のあるレッスンでのこと。
まだ小さい子が、レッスンの途中でテレビで見た海の生き物の番組のことを話して聞かせてくれました。
私は見ていなかったので、その子の話からしかわからないのですが、エイとシャチが出てきて、珍しいエイがシャチに追い詰められ、食べられてしまうというようなお話でした。

しかし、聞いていると、珍しいエイなのにかなりの数いるようで、そこにシャチが2頭現れ、それぞれ10匹のエイを食べてしまったのだそうです。
その後、更にシャチが増えて、またそれぞれに10匹ずつエイを食べてしまったので、100匹いたのが50匹になってしまったのだとか。新たに増えたシャチは3匹で、それぞれが10匹ずつ食べたので、全部で50匹減ったのだそうです。

聞いている途中から、どうやらお話が作られているなと思い始めたのですが、その子があまりに一所懸命説明してくれることと、最初2匹が10匹ずつ食べ、新たに来た3匹も10匹ずつ食べたから、100匹いたエイが50匹になったという説明は、その子の年齢を考えると、そこそこ難しい算数の計算をきちんとしているということとで、お話のキリがいいところまでは黙って話を聞いていました。

番組を見ていないので、それが作り話かどうかはわかりませんが、まあ、普通に考えて自然界の出来事なのに、きっちりエイが100匹だったり、それぞれのシャチがみんな10匹ずつエイを食べたりということは考えにくいため、少なくとも数の部分に関してはその子が作ったお話なのだろうと思います。(もしかするともっと広い範囲で作ったお話かもしれません。)

もちろん、レッスン中にずっとそんなお話を聞いているわけにはいきませんので、その子がお話していたのはものの1、2分でしたが、例えば話の途中で私がうっかり「それ、嘘でしょ?」などと言ってしまっていたら、仮にそれが本当に作り話であったとしても、この子はもうそういうお話をしてくれなくなったかもしれません。

また、こんな風に小さい子が一所懸命頭をひねりながら、それなりにつじつまの合う(少なくともその子の説明は数などの面では全て正しいお話でしたので。)ストーリーを考えるというのも、きっと大事な学びなのではないかなと思いました。
その子が作った「物語」を、「へぇ~、そうなの」、「ふんふん、すごいね」などと聞いてあげることで、もっと面白いお話を考えようとしたりするようになれば、国語の力、作文の力にもつながっていくのかもしれませんね。


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