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2016年8月 9日 (火)

文字への移行

数年前から、小学校の算数でも□ではなく「x」を使って、「x」に当てはまる数が何か考えさせるような問題を扱うようになりました。
□は確かに中学校に行けば「x」などの文字に置き換えられるので、小学生のうちに慣れておくのはいいことなんだろうと思うのですが、この夏、中学生の子達何人かと文字式や方程式の利用、連立方程式の利用などをおさらいしているときに感じたことがあります。

それは、算数のときにはしなかったような間違いを文字に置き換えるとなるとやってしまうというようなことです。
小学生の頃、速さの問題をある程度きちんと解いていたような子でも、文字を使うと、距離と時間をかけてしまったり、反対に割ってしまったり、足さなくてはいけないものを掛け算の式で表してみたり、左辺の式で表されているものが重さなのにそれを代金とイコールでつないでしまったり…。

そういう、それはちょっとどうなん?という間違いをしているようなときに、「その式は何を表しているの?」とか、「これが表しているものは単位は何?」などを尋ねたり、与えられている問題の文字の部分を数字など具体的なものに置き換えたりすると、間違いに気づいて直すことができるというのはよくあることです。

つまり、文字になった時点で一気に抽象度が上がり、イメージしづらくなる、もしくはイメージしようとしなくなるということがあるのではないかと思います。
算数は実際にイメージできるようなものしか問題に取り上げられませんから、問題によってイメージしやすいかどうかの差はあれ、絵を描いたり、簡単な数で置き換えてみたりすることで考えられることが多いのですが、数学になると途端に算数とは違うものと思ってしまう子が少なからずいるのかもしれません。

もちろん、ずっと具体から離れられずでは困りますが、文字へ移行していくのに、もう少し何か工夫できることがあるのかもしれないなと思っています。

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