脳の仕組みの差?
今日、数Aの問題を解いていたときのことです。
まだ数Aの最初の最初、内容としては決して難しいところではないのですが、問題の意味がわからず困りました。
集合の問題で、1から100までの整数のうち、条件を満たすものがいくつあるかというようなものだったので、小学校の算数レベルでも解ける問題です。
しかし、その3問目に「15と1以外に公約数を持たない数」がいくつかという問題が。ここに書いた通り、問いには読点などはなく、この表記通りです。
これを読んだとき、公約数が15と1だけ?どういう意味??と。15の約数は1と3と5と15だけど、どんな2数なら公約数が15と1だけになるの??と。
問題自体が理解できないので、解答を見たものの、文章に
よる説明はなく、3の倍数と5の倍数から15の倍数をのけて、それを100から引くという計算がのっています。
え?なんでこれで解けるの?と、ちっとも抜け出せません。
そこで問題文をそのまま検索してみたところ、1から1000までの数で同じことを問う問題の考え方を質問している某知恵袋を見つけ、その回答を読んでみたところ、やはり当たり前のように解答と同じ解き方をサラッとしているだけで何も解決せずです。
困ったなぁと思いながら、とりあえず数を減らして1から30までとして、答えになっている数がどんな数なのか書き出してみることにしました。
全部書き出してから約数を考えていて、ようやく意味が分かりました。
この問いは「15との公約数が1だけのもの」という意味なのですね。
であれば、解答も知恵袋の回答もなんてことはない、その通りです。
わかってから問題文を読むと、確かに算数や数学で、仮に「15と1」が公約数なのであれば、「1と15以外」の順で書くだろうなと思ったのですが、それは問題を理解できたからこそのこと…。
日本語って難しいなぁ、せめて「15と、1以外に」と読点を打ってくれるか「15とは1以外に」と「は」の字を入れてくれるとかだけで全然違うのになぁと思いつつも、普通の人は私みたいに勘違いしないのかなと、Facebookで友人たちにちょっと尋ねてみたところ、有名国立大の理系だった同級生は普通にそう読めると答えた後で、もし2数が1と15を公約数に持つのであれば、3と5も公約数になるからというコメントが。
これが純粋な理系、それもかなりハイレベルな理系の頭脳なのかなぁと感じました。
そして、更に言えば、高校の数学の問題を作成するような方は恐らくみなさんがそういう理系に強い頭脳をお持ちなのだろうと。だから、自分たち理系に強い人間には何の違和感もなく理解できる表現を使われることで、そうではない人間には難しかったり、意味が分からなかったりするのではないかなと。
これもあくまでも個人的意見ですが、高校数学などの問題文や解説などを読んでいると、なんでこう難しそうに書くんだろう?こう書いたらもっとわかりやすいのに…と思うようなことがしばしばあるのが、もしかしたら理系が得意な人と文系が得意な人とのギャップなのかもしれないなと。
数学が苦手と言っている人の中には問題文や解説の表現を変えるだけでもっと理解が進む人が少なからずいるような気がしないでもありません。
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