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2016年2月17日 (水)

興味深い

1年生になる少し前から通ってくれていて、4年生になっている子がいます。
その子はじっくりじっくり丁寧に考えることができるのですが、性格なのかペースはあまり上がらぬままで、おまけに見た目と違っておうちではあまりきちんと宿題をしないのだとか伺いました。
更に、やはり見た目からは想像できないものの、忘れ物も頻発。筆箱の中には大抵先が丸くなった鉛筆が1本に、よくそこまで使ったねというような消しゴムが1個。でも、どうやら本人は全く気にならないようで、こちらが声をかけて「鉛筆削る?」と言えばうなずくという感じです。

その子が少し前からプリント教材を終えて5年生のワークブックをし始めました。
すると、それまでは国語の問題集をしばしば忘れてきていたのが、ここのところ算数も国語も忘れ物がなく、また、宿題もかなりきちんとしてきてくれるようになりました。

今日のレッスンでは算数の宿題になっていた3ページ、全問正解。もちろん、問題としてはすべて理解できて考えることはできるはずですが、ケアレスミスしそうな小数の掛け算などの問題がたくさんあったにも関わらず全問正解です。

子ども達は、例えば幼児さんが小学校にあがるときに成長したなと思うことがあったり、新学期や新年にまたやる気になっているなと感じることがあったりしますが、この子はもしかすると、プリント教材が終わってちょっと大人になったような分厚いワークブックを渡されたことが何かのきっかけになったのかもしれないなと。

ワークブックは真ん中あたりが書きづらいことが多いので、子どもによってはプリントのほうを好むこともあるのですが、これまでも何人か、ワークブックになったことを喜んだ子がいて、それはやはりなんだかお兄さん、お姉さんになったようでかっこよく感じるということのようでした。

何がきっかけで気持ちが新たになるか、やはりそれも人それぞれなんだなと、興味深く思いました。

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