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2016年2月27日 (土)

納得するまで

今日のレッスンで長さの2回目のレッスンをした1年生さんを見ていて思ったこと。
算数のセンスはあるのに、興味があることには前向きに、興味がなければ途端にどんよりという落差が大きなタイプの子なのですが、長さは面白いらしく、長さを測るのも線を引くのも楽しそうに取り組んでくれていました。

今回は2回目で、実際に長さを測ったり、折れ曲がった線の長さを合わせるとどれだけになるかを考えたりした後に、足し算、引き算をすることになりました。
cmだけのものはすんなりできるのですが、mmの合計が1cmを超える、換算が必要なものになるとすんなりとはいきません。
そのうちcmとmmがどっちがどっちか混乱してきたりもして、このままだとどんよりの穴にはまり込んで悲しくなってしまうのではと内心ドキドキ。
でも、定規を見てよいことにし、更に「13cm14mm」などと答えているものを指して、「これ、定規のどこ(の長さ)?」と尋ねるやり取りを何度も繰り返しました。
その子の頭ならその気になればそろそろ見なくてもできそうなのにとも思ったのですが、どうやらちょっとめんどくさがりなところがあるような気配もあって(算数などに関してはめんどくさがりは長所になる場合もありますが。)、定規を見ずに考えてというタイミングを間違えると、悲しい気持ちのスイッチが入ってしまうかもということが気になり、思い止まりました。

定規を見ながら何度も何度も実際の長さを確かめ、mmが10集まったら1cmになるのだという実感がその子の中でしっかり出来上がったら、恐らくこちらが何も言わなくても、定規を見ずに考えられるようになるはずです。
そのときが次回のレッスンで訪れるのか、もう少し先になるのかわかりませんが、できるだけその子が納得するまで、じっくり様子を見ていこうと思います。

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