ふと考えたのですが。
子ども達の宿題を見ていてふと考えたのですが、お母さまとお話をする際時々、「宿題を済ませてから」なら何か好きなことをしてもいいという(例えばテレビを見るとか、遊びに行くとか、ゲームをするとか…)ようなことをお子さんに言っていると伺うことがあり、そういう条件をつけておられるご家庭はもしかしたら珍しくないのかもしれないなと。
もちろん、宿題を済ませた後に好きなことをするというのは何も問題はないとも思いますし、こういうのは、例えばテストで100点取ったらお小遣いをあげるとかそういう条件とは少し違うようにも思いますから、その条件自体が悪いということではないのですが、もしかして…と思い当たったことがあるのです。
例えばですが、多少成長してくると、「宿題が終わったら」という条件は、答えが合っていようといなかろうと、とりあえず答えを埋めて、形としては宿題を終わらせたという場合も条件を満たしていることになるのではないかと。
で、これもまた例えばですが、宿題が終わったら、ものすごくしたいゲームができるというような状況にあれば、宿題にきっちり集中できるかといえば、それはなかなか難しいというお子さんも少なからずいるのではないかと。
そういう子の場合、答えは埋めてあるけど、ほとんど不正解というようなことも出てくるのではないかなと…。
だとすれば、同じ条件を付けるのであれば、勉強した時間の半分の時間か勉強したのと同じ時間か(そのあたりは各ご家庭やお子さんの年齢、性格などで考えて頂くとして)は遊んだりテレビを見たり、ゲームをしたりしてもいいという条件にすれば、1時間ゲームをするためには1時間は勉強をしなければならなくなりますし、急いで終わらせたらその時間と同じだけしか好きなことができなくなりますから、形だけとりあえず急いで終わらせるということは減らせるかもしれないと。
もちろん、宿題にも色々ありますから、考えずやっつけで片付けてしまってもいいものもあると思うのですが、じっくり考えてほしいような宿題の場合、「宿題が終わったら」の条件は避けた方がいい場合もあるのではないかなと、そんなことを考えたもので、ちょっと書かせて頂きました。
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