« 2015年9月 | トップページ | 2015年11月 »

2015年10月31日 (土)

今日もレッスンはお休みでしたが。

今日は美容院に行った後、出勤して事務仕事をしていました。
昨日友人から刺激をもらい、ちょっと集中して作業を進めることができました。
3日坊主になる危険もありますが、10月をきちんと締めくくり、また新たな気持ちで11月に向かっていけるよう、明日も頑張ろうと思います。
レッスンがなかったので、本日はこれにて。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月30日 (金)

貴重な時間でした

今日はレッスンがお休みで、中学時代の友人であり、幼稚園教諭の経験もあり、今は自分の住んでいる地域で自ら親子会などをしている子と、久しぶりに(大人になってから2人だけで会ったことはなかったような気もしますが)会えることになりました。

その子は私とは違い、行動力も企画力もあり、色々なことができ、すごいなぁ、憧れるなぁと思いつつも、自分とは全く違うタイプの人だからなぁと、もちろん全く嫌ってはいませんが、なんとなく近づきづらいというか、2人で会って話がもつだろうかという気持ちもありつつ出かけていきました。

でも、結論としては、確かにやはりバイタリティーあふれるすごい子ではありますが、とてもいい時間を過ごすことができました。
久しぶりに熱く教育談義(?)もでき、自分のしたいこと、何をすべきかなども、彼女なりに色々意見を言ってくれて、本当にありがたかったなと。

自分ひとりで考え込んでいても、思いつくことは限られていて、そのうちに詰まって堂々巡りしてしまったりもするわけですが、自分とは違うタイプのがんばっている人の意見を聞くというのは大事なことなんだなと改めて感じました。

明日もまだレッスンはお休みですが、今日の貴重な時間を大事にして、ちょっとお仕事もしようと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月29日 (木)

反応の違い

今日のレッスンでのこと。
ある1年生さんは、年長の頃よりは随分安定してきたものの、まだ感情なのかコンディションなのか、かなり波があり、本来なら難しくないはずのものが突然思考停止でできなくなったりする一方で、状態がよければ、え?そんな問題もすんなりできるの?というぐらいの力を発揮してくれます。

そして、そのできるかできないかが、その子の表情や返ってくる反応でかなりはっきりわかるのです。
何の拍子にスイッチのオンオフが起こるのかがまだどうにもわからず、きっとそれは本人にもまだ分からないのだと思いますが、なかなか興味深いなと思っています。

1時間のうちにそれも時には何度も短時間でスイッチが切り替わったりもする様子を見ていると、本人も大変なんだろうなと思いつつ、これも成長に伴ってコントロールできるようになっていくのかなと。
それにしても、子ども達は本当にひとりひとりみんな違うんだなぁと、日々思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月28日 (水)

「先生が言ったから」

今日のレッスンでのこと。
算数が苦手ということで来てくれて、少しずつ変わってきている子とレッスンをしていたとき、どの子も結構苦労する文章問題があり、現時点のその子の力では、恐らくひとりでは解けないだろうというものを考えてもらうことになりました。
予想としては助けが必要だろうとは思いましたが、まずは問題を読んで考えてみてもらうことに。
しばらく様子を見ていてもやはりどうしていいかわからないようだったので、少しずつ質問をし、わかりやすい例で問題を置き換えたりしながら、最後のところはその子自身に考えて答えを出してもらいました。

その後で、数字などは違うもののほぼ同じ内容の問題を渡し、「じゃあ、これは自分で考えてみてね」と声をかけました。
しかし、全く動き出さないので、「さっきの問題みたいに自分で絵とかを描いてみたら?」と声をかけ、また様子見。
すると、絵は描いていないものの、先の問題を解いたときの最初にした計算をして、また止まりました。

そこで、「なんでそれを引いたの?」と尋ねると、そのときその子は真面目な顔で言いました。

「先生が言ったから。」

もちろん、私はこうしなさいとやり方を教えることはまずありませんから、その子にもやり方、考え方を説明したわけではありませんでした。
でも、その子の中には私がそうやってみせたという記憶が残ったということなのかもしれません。

「私が言ったからって、じゃあ、誰かが言ったら間違いかもしれなくてもそのまま信じるのね?」と普段もその子に何度となく言っているようなことを言って、もう一度考えるよう促しました。

その後、どうにか記憶を辿ったのでしょう。なぜその計算をしたか説明することができ、その後も何をして答えが出せるのか、なんとか自分で説明して解き切ることができました。

ただ、きっとこの子の「先生が言ったから」というような状態での勉強をしている子は少なくないんだろうなと感じました。
先生のいうことをきちんと聞いて、その通りの処理ができれば、現在の多くの学校ではそれが高く評価される場合がほとんどでしょう。
それ以外にも、教科書やドリル、参考書などに書かれている例題などを読んで、その通りにやってみたらできたというような勉強をしている子でも、学校のテストではよい成績を取ることも可能なのだと思います。

ですが、それは本当の意味では「学び」ではなく、本人の力にもなっていないということは少なくありません。
きちんと自分の頭で考えて理解するということは、本当に本当に大事なことなのではないかと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月27日 (火)

10月もあと1週間。

今日、自転車の駐輪場の定期を更新に行ったら、3ヶ月定期の期限が1月というのを見て、そうか、今年はもう2か月ちょっとしかないのかと、少し愕然としてしまいました。
ノロノロぐずぐずしている間にあっという間に月日が過ぎ去っているなぁと。

本などで時々「もし今日が人生最後の日だとしたらどう過ごすか」とか、「余命があと1か月だったら何をするか」とかいう話題を目にすることがありますが、今の自分は何がしたいのか、それがはっきりせずもやもやしています。
もし自分に子どもがいたら子どものためにと思うこともあるのかもしれないけどなぁと。

わからないことを考えてうだうだ言っていたら、余計時間が無駄に過ぎていってしまうのでしょうね。
今やれることをもっと一所懸命やらなくちゃいけませんね。
今週もどうぞよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月26日 (月)

更新お休みします。

今日はオフでしたので、更新お休みします。
急に冷え込んできましたので、皆さまお風邪などひかれませんように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月25日 (日)

どこまで助けるか

今日はリハビリに行ってからのレッスンだったので、少し長い1日でした。
幸い両肩の状態はかなり回復し、一時のことを思えば嘘のようですが、まだ完全に回復するまでにはもう少し時間がかかりそうです。

さて、今日のレッスンでのこと。
最近割といい感じで宿題にも取り組んできてくれていて、レッスンでも順調に進んでいた、問題文を理解する力が少し弱い子とのレッスンがありました。
普段、ドアから入ってくるときに「こんにちは」と声をかけても無言のことがあるのですが、今日はちゃんと聞える声で挨拶を返してくれて、今日はスムーズにレッスンできそうだなと思ったのですが、やってきてくれたらしい宿題を見ると、ここ最近そんな状態で持ってきたのは見たことがないというぐらい、大半が手つかずの状態でした。

難しかったのか、何かできなかった事情があったのか、責めるとかではなく尋ねてみたのですが、はっきり答えが返ってきません。
レッスン中もずっと、最初に挨拶をしてくれたのに、問いかけにほとんど答えが返ってこず、また、私が責めたとか怒ったとかであればわからないでもないのですが、普通に聞いたことでも返事がありません。

手つかずだった宿題は簡単ではないので、できなかったと言われれば「じゃあ一緒にやろうか」と言えますが、やっていないのであればまずは考えてもらわねばなりませんから、その判断がしたかったのです。でも、問いかけに答えてくれることはなく、少しずつ助け船を出して手つかずだった問題を解いてもらいました。

でも、その「少しずつの助け船」がその子の考える機会を奪っているのではないかということが気になり、一体どこまで助ければいいのか、迷い迷いのレッスンになりました。
少し助けを出せば考えられていたので、難しく感じてそれ以上考える気になれなかったのかもしれませんが、次回以降も気をつけて様子を見ていかなくてはと思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月24日 (土)

スミマセン…。

このところ、睡眠時間は足りていないほどではないのですが、やたらと眠く、更新し忘れて寝てしまい、起きて午前中にリハビリに行き、そのまま出勤してレッスンをしたら、すっかり忘れてしまっておりました…。
もう間もなく日付も変わろうとしておりますので、ひとまず形だけ…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月23日 (金)

やり方を教わるということ

これまで何度も書いて来たことですが、私自身は子どもの頃塾などに行ったことがありませんでしたので、勉強といえば先生が教えてくださることを理解して、問題が解けるようになることというような感覚でいたように思います。
もちろん、昔から疑問を持ったことはなんとか解決したいと思う性格ではありましたので、興味があることに関しては、なんでそうなんだろう?と考えたり、授業で先生の説明がもうわかっていることで退屈なときなどは勝手に教科書を読み進めたりというようなこともあるにはありましたが、いずれにせよ、勉強とは習ってそれができるようになるものだと思っていたのではないかと思います。

ただ、塾講師をしていた頃に感じ始めた違和感に、ある種の理由を見つけ、どうすればもっと子ども達が伸びるのか、そのためのひとつの方法を知ったことで教室を始めることになりました。
そして、それまで自分がしてきたこととは180度近く違ったことをし始めたのですが、子ども達の理解、定着、進んでいく速さ全てにおいて、それまでを遥かに上回る成果が見られるようになりました。

ですから、それ以降「やり方をわかりやすく教える」ということは絶対しないよう心に決めてこれまでやってきています。
ただ、そんな形でのレッスンをしてきた子達でも、よその塾などを掛け持ちし始めると途端に「考える」ということを忘れてしまうような気がすることがあります。
先にやり方を習ってしまうと、自分の頭を通して考えていないため、その場ではできても定着しづらく、また、忘れたらお手上げになってしまうということがしばしばありますが、じっくり考えることに慣れている子たちでさえ、あっさり影響を受けてしまうことがほとんどなのです。

年長の頃から来てくれていて、算数はかなりセンスがある子が4年になって塾を掛け持ちし始め、こちらでまだやっていないことを先に塾で習ってしまった場合、改めてその単元の問題をやってみてもらうと間違いを連発するというようなことが起こり始めました。
元々、意味を考えたら難なくやっていた「分数×整数」の問題を再度塾で習ったというので、おさらいで解いてもらったところ、見事に全部掛ける数を分母に掛けてしまいました。
手がよく動いて、絵を描くことも苦にならず、いつもきちんと理解していた子でもこうなってしまうのかと、怖ささえ感じます。

救いは、その子自身、意味も分からないのにとりあえずやっておくということはストレスになるようで、最初に選んだ大手の受験塾は一旦ストップして、少人数対応の受験塾に移ったということですが、それでもやり方を教えられるというところは変わらないだろうと思います。
その子が持っている能力が押し込められてしまわないで済むよう、できる限りのことはしたいと思っています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月22日 (木)

目から鱗

今日のレッスンでのこと。

小さい頃から通ってくれていて、いつでもじっくり考えて解くことが当たり前になっている子が、ある文章題を考えていました。
全校生徒が35人ずつ8列に並んでいるものを7列に並び替えたら1列何人になるかというものだったのですが、これまでその問題を解いた子たちの中には、問題をよく読まずに「35÷7-5」で5人と答える子がいました。
そうでない子達は「35×8=280 280÷7=40」というような感じで解くのが普通で、考え方がわからず悩む子には「全員で何人いるの?」と尋ねるところから始まる感じになっていました。

しかし、その子はしばらく問題を読んで考えた後、おもむろに「35÷7」と書いたので、あら、この子でも間違っているわと思ってしまい、「なんで35÷7なの?」と尋ねても黙っていて、更に「35+5=40」として、答えに「40人」と書きました。

一体何をしているのかそのときには気づけず、何か勘違いしているよね?と思い込んでいた私は、「なんでそれで答えが出たの?全校生徒は何人いるの?」と尋ねてしまいました。

すると、「35×8=280 280÷7=40」と、私が見慣れた式に書き直してくれたのですが、さっきの式の意味が気になってもう一度「どうやって考えたの?」と尋ねたところ

「8列を7列にするから、35人を7で割って5人で、35人に5人ずつ足した。」

との答えが!!
この子は本当にきちんと問題を読んでいて、8列あったものを7列に並び替えるのであれば、減らす1列の人数を7列に振り分けなければならないと考えてさっきの式で解いていたのです。
自分にそういう発想がなく、また、これまでにそういう考え方で解いた子がいなかったため、思い及びませんでした。

その子には「すごいね、ちゃんと合ってたわ。ごめんね。私と違う考え方やったから、ちょっと意味がわからなくて。合ってるよ、それで。」と謝りました。

なるべく子どもの考え方を推測しようと心がけているつもりですが、まだまだ努力が必要です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月21日 (水)

嬉しいけど不思議な日でした。

今日のレッスンでは、普段結構算数で苦戦している小学生くんや、そろそろ付き合いもある程度長くなってきたというのに、一所懸命ながらも頓珍漢な答えが返ってきてしょっちゅうキツイつっこみを受けている中学生くんとのレッスンがあったのですが、今日はその子たちが終始かなりの好調ぶりで、ニコニコご機嫌にレッスンを終えてくれました。
もちろん、私も消耗することなく、穏やかに楽しくレッスンをすることができて、本当に嬉しかったです。

それにしても不思議なのが、3年になってもまだ簡単な引き算で間違うことがある子が、重さの学習をし始めたところ、秤の目盛りはかなりさっさと読むことができ、単位換算もさほど苦労せず、重さの足し算引き算も普段のことを思えば別人のようにスムーズに考えていて、またひとつ得意な単元が増えたなという感じでした。
本人も「簡単やもん」とか「楽しい」とか言っているので、何が理解しやすく、何が難しいのか、まだなかなかに奥が深いなという感じでしょうか。

更に中学生くんは、一般に小学生で苦手な子が多い、速さや割合、中でも原価や定価、何割引きというような問題の方程式の利用のところをやるにあたり、過去のその単元での出来や、その後の正負の数の計算、方程式の計算での出来具合などから考えると、ハードルがいっぱい、トラップがいっぱいというようなところに取り組んでもらうことになりました。
さて、どこまでやれるかなぁと思っていたところ、数学がかなり得意な子と変わらぬぐらいのペースで式を考えることができ、更には普段のその子だと移項の段階や、両辺に同じ数を掛ける段階、カッコを外す段階など、色々なところでミスをする危険が潜んでいる色にもかかわらず、ほとんどミスなく解くことができました。
それよりもっと感動したのは、1問、ちょっとおかしな答えが出たものがあったのですが(といっても、桁が違うようなおかしさではなく、気づかない子もいるだろうというぐらいの間違い)、私が何も見ていないうちに「あれ?なんかおかしいな」というのが聞こえ、見てみると確かにちょっとおかしな答えが書かれていて、それでも何も言わずに本人がすることを見ていたところ、きちんと間違いに気づき、解き直して正解になったという、これまでのその子にはできなかったようなことまであっさりやってしまったのです。

う~ん、今日は何があったんでしょう。本人にも「覚醒したね」と言ったのですが、本当に何か一つハードルを越えたんだったらいいのになぁと思います。

明日もいい1日でありますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月20日 (火)

いい季節になってきましたね。

といっても、今日は日中は暑いぐらいでしたし、オフでも私はほとんど家を出ることなく過ごしていたのですが…。
それでも、過ごしやすい季節になったのと、両腕の痛みも回復傾向なのとで、ほんの少し読書したり、家の片づけをしたりという気にもなり、ありがたいなと思っています。

10月末は年間予定で木金土とレッスンがお休みになるはずだったのですが、11月初めの土曜が音楽会という子が何人かいることがわかり、結局土曜は振替レッスンをすることに。
まあ、例によって連休といってもなんの予定もなかったので構わないのですが。

さて、あっという間に10月も20日。今月もまた事務仕事の方がそろそろお尻に火がつき始めた気がしますが、今週もどうぞよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月19日 (月)

オフでしたので。

今日は更新お休みします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月18日 (日)

素晴らしい答え!

今日のレッスンでまた新鮮な感動をさせてもらいました。

これまでずっと使っている教材で、立方体や直方体の学習の導入のようなところのプリントに、それぞれの展開図が書かれていて、それを組み立てるとどんな形になるかと問う問題があります。

そのときのレッスンで初めて出合う言葉なので、ほぼ全ての子が「立方体」も「直方体」も書くことはできません。
そのプリントより前にサイコロの展開図の学習をし、そのときに一応サイコロの形を「立方体」というのだということは伝えるので、それは書くことができる子もいますが、その段階で直方体を知っていた子はこれまでにまだひとりもいませんでした。

ですので、その問題に取り組んでもらうときには、「まだ知らないと思うので、このプリントのどこかに名前が書いてあるよ」などとヒントを出したり、名称なのでこちらから答えを言ったりしていました。

黙っているうちに答えを書いてしまう子達の中には、それまでに学習した「長方形」や「正方形」(面の形)を答えてしまう子は時々いたのですが、今日のレッスンの子は他の子を見ている間にさっさと何か書いてしまったようだったので、もしかしたらよくある「正方形」とかを書いてしまったのかなと、その子が書いた答えを見ると、直方体のところと立方体のところにそれぞれ

〔  はこ  〕   〔 サイコロ 〕

という答えが!
天才か!!

問題では「どんな形になりますか」と問われているので、ある意味正解です。もちろん、箱には色々な形があるとはいえ、ノーヒントでさっさとこの答えを書いたその子は本当に素晴らしいなと。
「なんという形になりますか」と問われていれば、正しい名称を答えなくてはいけないかもしれませんが、今回はその答えにいたく感動したので、それもマルにしてから、算数ではこういうんだよと話をして、それぞれもうひとつ、正式名称を書いてもらいました。

もし私が見ているときだったら、先に何か手助けをしまっていたと思うので、この天才的な答えを目にすることはできなかったでしょう。
感動をありがとう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月17日 (土)

日本語は難しい。

今日は通常レッスンのほかに振替レッスンがひとつありました。
普段は土曜にレッスンの子達なのですが、多分学校で授業があった日にレッスンに来てくれたのは初めて。
疲れているのではと心配していたのですが、来てくれたときはいつものように元気でした。

しかし、レッスンが始まると、お姉ちゃんのほうはまずまず普段と変わらない様子で取り組んでくれているものの、弟くんは明らかに反応が鈍い。ちょっと体を動かしてもらっても、すぐ眠そうになったり、どこかにはまり込んだり。
見ていて少し気の毒にもなりましたが、そんな状態のその子とレッスン終盤に教具を使って学習していたときのことでした。

教具を1本、2本と声に出して数えてくれるよう促して見ていたのですが、普段ならそう難しくもないだろうことが、ただ数えるだけでも混乱。
それだけでなく、「いっぽん、にぼん、さんぽん」のように、え?なんでそれが「ぼん」でこれが「ぽん」??と思うような見事な外しっぷり。
一所懸命考えているのに混乱している様子も伝わってきて、つい少し笑ってしまったのですが、考えてみたら小さい子にとって助数詞はまだ難しいものなのかもしれませんね。

それも、細長い棒状のものを数えるときには「本」を使うと知っていたとしても、その読み方が「ほん」「ぼん」「ぽん」と3通りあり、前に来る数の読み方に応じて変化するとなると、慣れて当たり前になるまでは、かなりハードルが高いものなのかもしれないなと、少なくとも馬鹿にしたような笑い方はしていませんが、笑って悪かったかもなとちょっと反省しました。

「いっぽん」を「いちほん」というと、国語ではバツにされてしまうわけで、でも、意味的に何も間違ってはおらず、「いちこ」「いちほん」「いちひき」などとは言いにくいため、「いっ」と音便化されたことによって「ほん」や「ひき」は影響を受けているということなのだと思いますが、そんな理屈で考えられるようになるのは遥か先で、更には理屈に当てはまらないこともきっとあるだろうと思いますから、もうこればっかりはひたすらに慣れなさいということなのかもしれません。

母語が日本語ではない方が日本語を習得することの難しさはこんなところにもあるのかもしれませんね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月16日 (金)

自然と手が動く子

今日のレッスンでのこと。
算数のセンスがいい4年生になる女の子とのレッスンがあったのですが、その子は小さい頃からどちらかというと「男脳」なのかなという印象で、どちらかといえば国語より算数が好き、得意という感じの子でした。
そんな彼女は4年生になり、今でも比較すると国語より算数が好きなんだろうなという感じです。

で、その彼女がレッスンの初めに取り組んでもらった問題で、何かしきりに手が動いているなと思ったら、私は何も言わなかったのですが、問題に合う絵をさっさと描いて、それを見てきちんと答えを出していました。
その子の能力からすると、絵を描かなくても解けただろうと思うのですが、絵を描くことで勘違いしていないかも確認でき、何より考えることが楽になる、そんな問題でもあったので、面倒がらず、むしろ自ら進んで楽しそうに絵を描いている姿を見て、こういう子は算数が得意っていうのはわかるなぁと感じました。

もちろん、算数が得意な子にも色々いて、頭の中でぱぱっと描いてしまえる子もいますし、絵を描くのが嫌いな子もいますから、一概には言えませんが、考えるときに自然に手が動く子は算数を苦にしない子が多いように感じます。

だからといって、嫌がる子に描くことを強制することで効果が出るのかはわかりませんし、嫌がらないまでも進んで描かない子に描くよう促して、描くようになった子が算数が得意になるかどうかはわかりません。
これまで色々な子達を見てきた感じでは、それこそ、それも持って生まれた何かというか、脳の中の何かというかで、自然と手が動く子は算数が得意な場合が多いのであって、自然と手が動かない子に動かすように働きかけても劇的な変化は望めないということかもしれません。

ただ、苦手なのに描かない子には描くように促すことで、苦手意識が薄らぐというようなことはあるだろうと思います。絵自体が描けない場合は、問題を理解できていないということですから、その前の段階で何か働きかけが必要になってくるのだと思いますが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月15日 (木)

私もそうだけど。

私は子どもの頃から、失敗したところを見られることや、照れている姿を見られることがとにかく恥ずかしく(といっても、記憶にある限りでは、そういうところを見られて恥ずかしい思いをしたとか、嫌な思いをしたとかいう記憶はないので、何かイヤな経験が元になって後天的にそうなったのではないような気がします。)、だから、自分にはできそうにないこと、失敗しそうなことにはできるだけ手を出さない、近づかない、そんな風にして今に至った気がします。

子ども達を見ていても、失敗を恐れず新しいことにチャレンジできる子と、とにかく失敗はしたくない、間違いたくないという子がいます。
私の場合、勉強の間違いはあまり気にならなかったような気もしますから、人によって何が嫌か、どんな姿を見せたくないかはそれぞれまた違うのかもしれませんが、私のような性格だと、大きな失敗はしないものの、大きな成功もできず、新しい何かができたという感動も限られたものになっているのだろうと感じています。

これは性格的なものなのだろうと自分のことは半ば諦めていますが(無理して苦手なことに挑戦しようとすると体調を崩すこともあるぐらいの筋金入りなので…。)、似たようなタイプの子ども達を見ていると、大変そうだなと思うこともあります。
何かがきっかけになって変わることがあるのかもしれませんし、変わらないにしても、時間をかけて自信を積み重ねてジャンプしてみようと思えるときが来るのかもしれません。そんなときが訪れたらいいのになと(できれば自分にも…)思ったりします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月14日 (水)

解こうとする気持ち

勉強に限らず何事もそうなのでしょうし、子どもに限ったことではなく、私自身も大いにそういう面があるのを感じますが、何かに取り組むときにはそれに対して前向きな気持ちがあるかどうかで結果に大きな差が出てくるものなのだろうと思います。

普段のレッスンで、ちゃんとやったと言いながら持ってきた宿題が、その子ならできるはずのものなのにできていなかったりすることがあります。
もちろん、適当にやっつけただけという場合もありますが、どうやらそれなりに取り組んだようだと感じられるような場合でも、わからなかったということがあるのです。
しかし、じゃあもう1回考えてみてとか、絶対できると思うんやけどなぁとか、そんな言葉をかけて問題を見直してもらうと、「あ、わかったわ」とかいうようなことになる場合が少なくありません。

家では誘惑が多かったり、めんどくさいなぁと思って取り組んだりというようなことももちろんあるのだと思いますすが、仮に宿題であっても、その内容に興味があったり、難しい問題だからこそチャレンジしたいと思うような性格だったり、そんな色々な条件で、問題が解けたり解けなかったりが変わってくるのかもしれないなと。

小さい子達でも、難しいものでも果敢に向かっていくタイプの子もいれば、難しそうに見えただけで完全に思考をストップしてしまう子もいます。
これはその子その子の性格にもよるのだとは思いますが、いかに「なんか楽しそう」とか、「がんばって解いてやる!」とか、そんな風に思ってもらえるか、その部分は私の努力で変えられるところもあると思うので、もっと色々考えていかないとなと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月13日 (火)

今日もレッスンはお休みでしたので。

今日も更新お休みさせて頂きます。
体育の日というのに、何も活動的なことのないオフでした…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月12日 (月)

オフでした。

今日もスポーツ観戦三昧。
未明のラグビー、アメリカ戦は、勝っても敗退が決まっている状況ながらも、予想通り、もしくはそれ以上に気持ちの入ったいい試合を見せてくれて、感涙というか、切なくて涙というか。
今回のメンバーが4年後にどれだけ残るかわかりませんし、何よりヘッドコーチが代わられるようなので、どんなチームになるのかわかりませんが、これまで興味がなかったラグビーにここまで感動するとは。
4年後の日本の活躍が楽しみです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月10日 (土)

スイッチのオン・オフ

これまでにも何度か書いている、算数でかなり行き詰った状態で来てくれることになった、そのときは2年生、今は3年生になる子とのレッスンがありました。
今月に入って、割り算の筆算をしているのですが、まだすんなりとは行きません。
まだ学校では習っていないところなので、焦る必要はありませんし、きちんと何をしているのかを考えながらやってもらうよう促し続けていました。

すると、今日のレッスンの何枚目かのプリントで、指定していた問題全問をスムーズに解き切りました。(4桁÷1桁でした。)
お、これはようやく身についてきたかな?と思って見ていると、その次のプリントの1問目でいきなりまたおかしくなり、一旦別の問題をやってもらったらできたのですが、そのプリントではできた、できない、できない、できたというように、線がつながったり外れたりを小刻みに繰り返しています。

ほんの今、普通にすらっと解いたのに、その次、同じように考えれば解けるものでおかしくなり、一旦それを飛ばしてその次をやってもらったらできたのに、元に戻るとまた間違うというような、何とも不思議な現象に陥っていました。

それでもまあ、おかしくなった後、どうするか思い出すたび「ああ、そうやった!」とスッキリした顔になり、前回までよりは遥かに自分一人で解けるようになってきていましたので、本当にもうあとひと息なのでしょう。
ただ、そのオン・オフの切り替わりが結構珍しいパターンだったので、なかなか興味深いなぁと思っていました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

少しは伝わったかな。

勉強に限らず、見ているとゆっくりペースで何事も丁寧にするタイプの6年くん。
勉強に関しては、考える力はそれなりにあるのですが、文章の意味を理解する力が少し弱いため、書かれている問題を読んだだけでは問題が解けないことがあるのが悩みどころというタイプです。
そんな彼は、以前は途中の式も丁寧過ぎるぐらい書いてきちんと計算していたのですが、あるときを境にほとんど書かなくなりました。

計算を書かずに暗算でしようと試みているようで、ゆっくりではあるものの、少し面倒な計算などでもそこそこの正解率ではあります。
ただ、もともと何事もゆっくりペースであるため、書かなくなって更にペースがゆっくりに。
ゆっくりじっくり考えることは大事ではあるものの、計算を頭の中だけで暗算でしなければならないという理由はありませんし、何より、もっと難しいことを考えるために時間を確保しなければ、今後この子はますます時間が足りなくなって、もしかしたら解けるかもしれない問題まで時間切れで解けなくなってしまうのではなかろうかと気になっていました。

これまでも「(計算を紙に)書いたら?」と声をかけてはきましたが、何かこだわりがあるようで、なかなか書こうとしてくれませんでした。
そこで、今回は、じっくり考えられることはすごいし、結構難しいものが頭の中だけで暗算できるのもすごいと思っていることをきちんと伝えた上で、今後、中学生になれば、定期試験があり、時間が決まっている中で解いたテストで通知簿の点が決まったりするので、時間をかけずにできることはさっさとした方がいいこともあるのだという話をしました。
それでもどうしても暗算したいのであれば、私は学校の先生ではないから、今は構わないし、もしかしたら、いつか自分で、ああ、時間が足りないからもっと早くしようと思ったら変える気になるかもしれないしねと、そんな話をしました。

すると、その話の後、以前のように進んで計算を紙に書いてくれるようになり、そのお蔭で問題を解くペースも上がりました。もちろん、目に見える状態になっているので間違えた場合も見直しやすいですし、私にとっても、その子の考えたこと、したことがわかるので、結構いいことずくめです。

無理に書くように言ったわけではなく、本人に任せたのですが、すんなり書いてくれるようになったのは、何か少しは伝わったのかなと。
穏やかなゆったりした時間の中で生きているような、その子の姿は見ていてほっこりするのですが、学校というところでそれなりの評価をしてもらうには、それではダメなことがしばしばあるんだよなと思うと、少し切ない気持ちになります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月 9日 (金)

なんとか助けてあげたいけれど。

今日は午前中にリハビリに行き、午後は定期テスト期間で中学生のイレギュラーのレッスンと通常のレッスンがありました。

テスト前日、今回のテストは文字を使って式を表したり、関係を表したりするところも範囲である子と、そのあたりの確認をしていたのですが、いつも真面目で一所懸命なのに、え?それどういう勘違い?とか、何をどう読んだらそんな風に取れるの?とかいう場面が少なくないタイプの子なので、見ると、へ??これは何を表しているの?と思うような式がそこここに。

ですが、小学校高学年から来てくれたその子には、これまでも何度も、わかりにくいときは簡単な数に置き換えたりして考えるよう促し続けてはきています。
そこで、文字だと意味がわかりにくいのであれば、何か数字に置き換えたらどう?と言ってみたのですが、ここでまた何か思い込みがあるようで、なんでそんな難しい数に置き換えているんだろう?と思うようなことをしています。

例えば、a人の子どもにキャンディーをb個ずつ配ったら12個たりない。キャンディーの数は何個かという問題に、初め、なぜか「x」が登場していたので、明らかに何か思い込みがあるなと思い、何人に何個ずつというのを数に置き換えてみてと声かけを。
しかし、何か考え込んでいるなと思って見ると、4人の子どもに28個ずつだったか、なんだかめんどくさそうな個数になっており、更に何か考えている様子。

「なんでそんな28個ずつとかにしてるの?」と尋ねても今ひとつ要領を得ず…。
そこで、「もし4人に5個ずつあげたら12個足りないんやったら、何個あるん?」というようなところまで尋ねてようやく個数が答えられ、文字に置き換えることもできました。

ほかにも、一体何をどう考えているんだろう?と思うような答えがいくつもあって、かといって、本人は真剣で、声かけして何か勘違いしていたところが解決するたび「あ!」と声を出すのです。

私の力不足なのは間違いないのだと思いますが、どうすればこのあたりが変えられるのか、私に助けられることは何なのか、まだまだ試行錯誤が続きそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月 8日 (木)

ほんとに変わってきた。

去年から一緒にレッスンをさせてもらっている年長くんが、この頃なんだか随分お兄さんになってきた気がします。
以前は眠くなったり、ちょっと気乗りがしない問題だったりすると、ぐずったり、明らかに不機嫌になったりして、レッスンを諦めたこともあったり、なんとかレッスンできても思うように進まなかったりということが少なくありませんでした。

それが、夏頃からでしょうか、レッスンでの顔つき、書く文字などがしっかりしてきて、ぐずったり怒ったりすることもなくなりました。
お昼寝をした後の寝起きだろうと、遠足があった日だろうと、その子なりにしっかり集中してくれているのが伝わってくるのです。
もちろん、それに伴って、問題への取り組み、出来も明らかによりよくなっています。

最近驚かされ続けているのが、当然まだ割り算とかは全く知らないのですが、飴やチョコレート、お団子などを3人や4人で分けるといくつずつになるかというような問題を、え?なんでそんなあっという間にわかったの?という速さでクリアしてしまうことでしょうか。

見た目はまだ小さな可愛らしい男の子のままなのですが、こんなにぐっと変わるとは、これからますます楽しみになってきました。

子どもたちの成長は本当に速く、目を見張るものがあるので、置いてきぼりにならないよう、私もがんばらなくちゃいけません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月 7日 (水)

進まない…。

土曜に消えた原稿をまた作り直しているのですが、今日は早い時間からレッスンがあり、終わるのも遅かったので、終わった後1時間ちょっとしか作業をするパワーがなく、しかし、1時間以上かかって完成したのはたった1枚…。
そうか、これに1時間かかってたのか…と思うと、30枚分ぐらい消えたうち、面倒なところはまだまだ時間がかかるということかと、二重のため息…。

でもまあ、ある意味推敲できているのだと自分に言い聞かせて作業しています。
明日も1日がんばります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月 6日 (火)

長い1日でした。

今日は3週間ぶりに整形外科で診察の後リハビリ。
その後いったん帰宅して、午後から出勤。今日は土曜に運動会などでお休みだった人などの振替レッスンが延べ3時間ほどあり、レッスンを終えた後は土曜に消えてしまったWordでの作業再開。
思うように進まず、どんよりしながら、23時前に切り上げて帰宅しました。

というわけで、今日は長い一日でした。朝、私にしては早起きだった上、帰宅してひと息ついていたら、食事し始めたのが0時を大きく回っており、夜は気づいたら寝落ちておりました。
そろそろ、うたた寝すると風邪をひきそうな季節なので、気を付けなくては。

内容のない更新で恐縮ですが、明日もまたどうぞよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月 5日 (月)

オフでしたが。

ラグビーのサモア戦に感動し、少し気持ちも持ち直して、なんとかがんばろうと思えるようになったので、今日は夕方になる前ぐらいから出勤して作業をしていました。
しかし、まだ作りやすいところから手をつけたにも関わらず、今日は8ページ分しか進まず…。
本当は9月末までに終わらせたかったものなので、明日からも引き続きがんばります。

でも、明日は午前中に病院で先生の診察の後リハビリ。午後は15時から18時まではレッスンなんですよね…。
まあ、ダラダラしている時間を活かせばいいんですね。なんとかがんばって1日でも早く仕上げたいと思います。
明日からまた1週間、どうぞよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月 4日 (日)

ダメージ大き過ぎて…。

完全にブログのこと忘れていました…。
土曜、レッスンの後、黙々とワードで教材を作っていました。
何日もかけて、ページ数としては30ページ強、たくさん図形なども使っているので、文字だけの30ページとはかかる時間も全く違うそのデータが、保存できていなくて(それも、単に私が操作ミスをしたということではなく…。)、おまけに、それがわかったのは、もうあとひと息で完成だ!と新たに作ったものを保存して、それまでに作ったもののファイルを開いたら…というタイミングだったので、もう完全に放心状態。冗談抜きで一瞬全身の血の気が引いて呆然としてしまいました。
作りながらアイデアが浮かんで、原稿も何もなしで作ったところもあったので、その絶望感たるや…。
というわけで、帰宅後ももうパソコンに向かう気になれず、そのまま忘れておりました…。

ああ…またあの作業を0からやり直すのかと思うと…。
でも、やらなくちゃいけないことなので、なんとか自分を奮い立たせてがんばります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月 3日 (土)

ゆっくりだけど変わっているんだろう

今日のレッスンで、病み上がりの前回のレッスンではとてもいい感じだった子が、今回のレッスンではまた足踏み。
前回かなりできるようになった割り算の筆算が、かなり曖昧になっているようです。
やり方を教えるのはもちろん簡単なことですが、その子なりに何か考えているようだったので、できるだけ黙って見ていることにしました。
以前のその子は少し考えてわからなければ(もしくは考えもせず見た目だけで)「わかりません。教えてください。」というような子で、それを思えば、すぐに聞いてこなくなったなぁということに気づきました。
更には、自分が解いてきた宿題やマルになった問題などを見ながら、どうやって解いたのか、それは何を計算したものなのかをその子なりに考えているように見えましたので、自分で何とか解決しようという姿勢は大きな変化なんだなとも思いました。
一度できたものができなくなっていると、ついおうちで宿題をきちんとやらなかったからとかそういう方に目が行ってしまいがちですが、この子はゆっくりだけどきちんと変わってきているんだろうなと、そんなことを感じました。
もちろん、だからといって宿題がいい加減でもOKというわけにはいきませんが…。
高学年になるまでにどこまで変わっていくのか、もちろんその先もですが、なるべく焦らず楽しみにしていきたいと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月 2日 (金)

10月ですね。

朝晩の気温が随分下がってきたせいか、体調を崩す子がちらほら出てきました。
今日も風邪でお休みのお子さんがいたので、いつもより人数少なめ。
10月初日のレッスンはまずまず平穏に終了しました。

今日は中高一貫校に通っている中3くんが来る日なのですが、もう随分前から数Ⅰと数Aの内容に入っていて、このペースだと中3が終わるまでにはどちらも終わって数Ⅱ、数Bとかに進んでいくんだろうなという感じです。
高校時代、文系の数学は得意になったものの、今になって解き直しをしていると、意味を考えて本当の意味で理解して解いていたというものはほとんどなかったんだなと気づかされることばかりなのですが、少なくとも今一緒にレッスンをしている中3くんは、意味も分からないままとりあえず答えを出すという勉強の仕方は私もさせませんし、本人もそれは気持ち悪いようで(まあ、低学年の頃から来てくれている子なので余計だとは思いますが。)、そうなると、私もきちんと理解しておく必要があります。

最近では「ユークリッドの互除法」というのが出てきたのですが、こんなの高校の時に習ったっけ?と、全く記憶になく、書かれている通りにやれば答えは出るものの、何をしているのかがわからない。
高校時代の自分は、とりあえず解けるようになったらそこからつっこんで考えることはありませんでしたから、何も記憶に残っていないのかもしれません。
そこで、何をしているのかを考え、自分で納得できれば、子どもがわからないと言ったときに、その「わからない」がここなんじゃなかろうか、こっちかもしれないけど…というような予測もできますし、その上で対応もできます。

もちろん、そういう予習をするのは時間もかかりますし、集中力も必要ですが、そういうことをすることで、子ども達の気持ちもなんとなくわかるような気もしますし、全て意味のあることなのだろうと思います。
まあ、最近の問題は解くときにきちんと考えて理解したことでさえも、数日経ってみると忘れていて、もう一度考え直さねばならないことがあるということですが…。(汗)

数Ⅰの予習はひと通り完了していますが、数Aがあと少し。最後まで理解して解き切れたら、自分でもちょっとした達成感を感じられるような気がします。

と、話が逸れましたが、10月もどうぞよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年10月 1日 (木)

もみがら

今日のことではないのですが、最近のレッスンでのことです。
思考力系の問題集の中に、箱に緩衝材の代わりに詰めた「もみがら」の体積を問われるものがありました。
その問題を考えていたのは中1くん。その子と一緒にレッスンをしているのは国語が結構得意な中2くん。

中1くんが問題を考えながらふと「もみがらってなんですか?」と。
この子は国語があまり得意ではなく、語彙ももっと増やさなくてはねと言っている子なので、ああ…知らないのか…と思ったところ、隣の中2くんが「え?もみがらって何?」と…。

「え?知らん?小学校で昔の農機具とか習ったときとかに出てこんかった?日本人でしょ?日本人!」と言ってみたものの、二人とも知らないと。

となると、もっと知らないかもなぁと思いながら、「そばがらって知ってる?」と尋ねたものの、やはり知らないと。
そこで、お蕎麦は何でできていると思うか尋ねたら「そば粉」とは答えるものの、そば粉が何でできているかはわからないと。

中1くんはもみがらを辞書で引いたけど載っていないというので、じゃあ「もみ」を引くよう言うと、それが精米前のお米であることはわかったというのに、まだ「もみがら」は2人ともわからない様子…。

「じゃあ貝殻って何よ!?」と尋ねると、2人して「え、貝やん。」というので、「貝って何よ?あの外側のやつが貝なん?外側のは貝殻でしょ?」「え?そうなん?」「そうなん?って、じゃあ貝が中身だけでその辺歩いてるん?中身だけ見て『あ、貝や!』って言うん?」などとひとしきりツッコミを入れ、貝の中身を取ったものが「貝殻」で、蕎麦の実の外側が「蕎麦殻」と、なんだかえらく回り道をして「もみがら」に辿り着いたのですが、まあ、確かに身の回りでもみがらを目にすることも、蕎麦殻の枕などを目にすることもないでしょうし、仕方ないのかなと。

子どもの頃に色々な場所で色々なものに触れることは、経験といういみだけでなく、語彙や知識を増やす上でも大事なことなんですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2015年9月 | トップページ | 2015年11月 »