月曜になんだかなぁとちょっと納得いかない気持ちで出直すことになったリハビリに今日の午前中に行ってきました。
待たせるだけ待たせて、そのときには一応謝ってもらったものの、今日もう1回、すいませんでしたと言ってもらったら多少はスッキリするんだけどなぁと思いながら行ったものの、前回のことにはひと言も触れてくれず。
心の中ではまだ減点状態のまま。
これでリハビリも特にこれといったものがなければ、リハビリは近場の整形に戻ろうかと思っていたのですが、最初にこれまでの経緯などを話した後に始まったリハビリは、痛みが出始めてからこれまで触られたことのなかった筋肉に触れられ、それはそれは飛び上がるほど痛くジタバタしてしまったところ、「ここ、痛いですよね。ガチガチですね、すごいです。」と。
でも、療法士さんはこのぐらいしか力を入れてないんですよと痛みのない部分を押さえてくれたのですが、信じられないぐらい軽く押しているだけでそんなに痛いのかと。
その後も療法士さんにこれまで気になっていたことを投げかけると、「ああ、それが原因でしょうね。」と言われたり、これまでの見立てとは違う意見が聞けたり、とにかくいちいち納得がいく、正に「腑に落ちる」感じで、「すぐに治るもんではないので」と言われはしましたが、これまでの4か月近い日々はなんだったんだろうと、そんな気持ちになりました。
まだ目に見えた効果は出ていないものの、ほんの1時間ほどのリハビリで、初めて自分で納得してがんばれそうと感じました。
家でするように言われたこともこれまでとは全く違い、また、痛いのを我慢して動かしても、痛い部分を庇って別の部分を使って動かそうとするだけなので、根本的解決にはならないとも言われ、いろんな面で救われた気持ちになりました。
もちろん、まだ今回のリハビリの方針で確実に効果が出るかどうかはわかりませんので、今これを言うのは早いのかもしれませんが、今回のことで改めて色々考えさせられました。
これまでかかっていた整形外科の先生や療法士さんはそれぞれご自身なりにどうすればよいかあれこれ考えてくださっていたのは間違いないと思います。
でも、効果が全くというほど感じられず、何度も先生に訴えた結果、「肩の専門家」のおられる整形外科が有名な総合病院を紹介してもらえたのです。
もし私が何度も訴えていなければ、まだ新しい病院には行っていなかっただろうと思いますし、先生方も良かれと思って考えられることをあれこれしてくださったのだろうと思います。
ですが、同じ整形外科医、同じ理学療法士というお仕事でも、人によってこうも見立てや対応が違うのかと、正直びっくりしました。
で、少し自分の仕事のことを考えました。
その昔、まだ塾講師をしていた頃、計算は得意なのに算数の文章題が苦手という子たちが少なからずいて、そういう子達にはどう対処したらよいのかよくわかりませんでした。
実際、学校や塾などで先生にそういう相談をすると、本を読ませてくださいとかいうような答えが返ってくることもあるようですが、いくらたくさん本を読んでも、算数の文章題が解けるようになるという効果はほとんど望めないだろうと思います。
でも、知らないから、自分の知識や経験で考えられる範囲から、効果があるのではないかと思う方法を提示してしまうんだろうと思います。
もちろん、悪気なんてありませんし、子どもにとって少しでもよいように、自分なりには精一杯考えての提案だったりするわけです。
文章題のことは一例として、そういうことは色々あるんだろうなと。
きちんとわかっている方に診てもらえばあっという間に納得のいく対処がしてもらえるけれど、一般人からすると、誰がきちんとわかっている方で誰がそうではないかということは普通は判断できません。
しばらく通院してみて、どうも違うんじゃないかなぁと思いながらも続けるとか、しばらく続けた後で思い切って病院を変えるとか、そういうのが普通なんだろうと。
それは私たちのような仕事においても同じようなことが言えるのかもしれないなと。
私はこれまで、ごく限られた方にではありますが、自分はお役に立てないのではないかと思うと、体験などの早い段階でお伝えしたこともありますが、通ってきてくれる子達には自分の考える「最善」で対応させてもらっています。
ただ、それが本当にその子にとって「最善」なのかどうかの判断はとても難しいものだとも感じています。
だからこそ、もっと勉強しなくてはとも思いましたし、もしその子にとってうちに来てもらうよりもっとよいのではないかと思う選択肢があれば、きちんとお伝えするという姿勢はこれからも守っていかなくてはと思いました。
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