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2015年7月30日 (木)

これが難しいのかと気づかせてもらう。

小さい子達とレッスンをしていると、未だにその子によって、え?これが難しいのか?!と驚かされたり、とても意外な気持ちになるようなことがあります。
といっても、多くは最初の取っ掛かり、その子にとってはそういう問いに初めて出合ったということであったり、依然やったものとは別のものという認識だったりと、なんとかしてどういうことを言われているのか理解してもらえれば、その後はすんなり進んでいくということがほとんどです。

だからこそ、そこはなんとなくやり過ごすのではなく、できるだけきちんと「ああ、そういうことか!」と思ってもらえるようあれこれ考えるので、そのたびありがたい経験をさせてもらっているなという気にもなります。

小さい子たちによくあるのは、比較していくつ多いかという問いに対して、例えば積み木を5個と3個見せて、どちらが多いかと聞かれれば5個の方を選べるものの、5個の方がいくつ多いか尋ねると「5個」と答えてしまうということや、「~より大きい、長い」などの比較で、それに該当するものを全て選ぶ場合に、選ぶ数が多くなるとより違いの大きないくつかだけを選んでやめてしまったりということなどでしょうか。

しかし、今日はまた新たな発見が。
ランダムに並べられた6つの数を大きい順に並べ替えるというものだったのですが、その子は過去に人形や円型などを大きい順に並べたり、小さい順に並べたりという学習は済ませていますし、何番目に大きい、小さいなどの学習も済んでいる子で、100までのたすひくも一通り学習し終えたところなので、簡単だろうと思っていました。

もちろん、いきなりやってと言ったのではなく、1問目を、「どれが一番大きい?」と尋ね、合っていることを確認してそれを一番左に書き、次に大きいものを尋ねてから、それを左から2番目に…と、そのやりとりをしながら6番目まで書いて見せた後で、同じようにやってみてもらうようにしたのです。

これまでそうやった後でその問題に詰まった子は記憶にないのですが、一番大きいものはどれかきちんとわかるのに、左端に書くのではなく、書かれている数の真下に(並び替えず)そのまま書きました。次に大きな数も同じように、書かれている数字のすぐ下に書こうとしたので、「並び替えてね。」と言っても通じません。
再度大きい順を尋ねて、答えてくれた順に「①、②、③…」と番号を書き添えてから「その①はここ(左端)に書いてね、②はここ(左から2番目)に…」と促しても、どうしてなのか全く違うことをしようとするのです。

何をどう勘違いしているのかわかりませんが、とにかく問題の意味が通じていないのは間違いなかったので、どうしたものかと少し考えて、白いカードに1番と2番の問題のそれぞれの6つの数を書いたものを用意しました。

まずは一旦プリントをのけて、1番の6つの数を問題と同じように並べてから「これを左から順に大きいのから並べて」というと、きちんと並べられました。
並べ終わった後、最初に私が書いて見せた答えを見比べてもらった後、2番の問題の数のカードを並べ、同じように並び替えてもらった後、そのカードを見せたまま、1枚目のカードを指さして、解答欄の左端を指さし、「ここにこれ(一番左のカードの数)を書いて、次はこれね…」とカードを指しながら答えを書いてもらった後、全部書き終わった答えにマルをつけました。

その時点で「は~ん、なんかちょっとわかってきたぞ。」というのが聞こえ、「じゃあ、同じようにこれやってみてくれる?」と3番の問題を指すと、ゆっくりながらも答えを書くことができ、その後は少し顔にも穏やかさと明るさが戻って、最後まで自分で解いてくれました。

またひとつ、こういうところで詰まることがあるんだなと勉強させてもらえました。

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